先週超大型台風がフィリピン北部を直撃、その後香港を通過して中国の南部地方でも猛威をふるった。各地域これまでにないほどの被害が報告されている。香港では高層マンションのガラスが吹き飛ばされている模様がニュースに出ていた。高所恐怖症の私はその映像を見るだけで足がすくんだ。日本も恒例のように想定を超える台風や地震で今年も大きな損害が出ている。とくに空の玄関である空港の被害はその影響は計り知れない。
一方、上海はどうだろう。猛暑は続いていたものの空気も政府の努力もありきれいになり、台風や地震などは皆無である。なぜか、台風は
上海の東の海上手前でほとんど北上するか、時々近づいても南に行ってしまう。なんという強運の持ち主だろう。地震もない。
私が思う不動産投資の鉄則は、1.地震など自然災害が少ない場所、2.その地域の人口増が見込まれる場所、3.その地域の通貨価値がが中長期的に上がっていくことである。そういう観点からは、上海という場所は改めてみてみると超優良の場所である。値上がりすぎのため今となっては、「だった」というのが適当かもしれないが。
確かにここにきて、10-15%ほど中古マンションの売買価格は、下がってはいるものの生活している実感として、よく言われている「今にもバブル崩壊」といった感じはまったくない。たぶん、それは、上海が上記鉄則からみても良い場所だからなのであろう。