☆飛さんの病気のこと~リンパ管拡張症☆ | ★飛mama★日記~飛のいる生活~

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空に逝ってしまった母犬・インディとインディの子・バド

インディは超・アレルギー犬
バドは先天性心疾患があり、晩年は車椅子のクルマイヌ

楽しかった時間と…
☆新しく我が家に迎えた飛の日記☆
飛もたくさん病気が見つかりました…でも、頑張ってるよ

何度もアップしていると思いますが…

久しぶりに飛(ふぇい)の病気についてアップします。

今回は、詳しく書いてみようと思うので、シリーズ化となると思います。

スルーしていただいて構いません。

同じ病気を持っているワンコちゃんの飼い主さんの参考になれば…

それと、飛ママのブログを読んでくださっているブロ友さんたちの

「知識」となったらいいな…思い、アップします。

 

…まず、飛ママのこと…

飛ママは、最新医療機器のある病院…それはそれですごいと思いますし

そういう病院も必要だと思っています。今まで行った病院が悪かったのか…

そういう病院って、検査に頼りすぎていて、

触診や見立て診療をしてくれないっていう傾向があると思っています。

見立て診療が間違っていることはあると思うのですが、

やはり、検査結果だけがすべてではなく、多くの知識を持っている先生を信頼している飛ママです。

なので、我が家は昔ながらの病院に通っています。

 

たくさんの病気を持っている飛・・・

今日はその中の『リンパ管拡張症』のお話しです。

 

※医学的なことは、さっぱりわかりません。

 獣医さんが飛ママにわかりやすく説明してくれたことを記載していきます。

 獣医さんによっては、判断が異なるかもしれないので、「絶対」という受け止め方はしないでください。

 あくまでも、参考にしていただけたら…と思います。

 

リンパ管拡張症…

難しいことはうまく説明ができないのですが…

ざっくりと言ってしまえば、たんぱく質が出てしまい、栄養を吸収できない病気です。

この病気が見つかった時には、飛さんは重度の栄養失調の状態でした。

パピーの成長期の時に見つかったのですが…見つけてくださったのは獣医さん。

きっかけは、飛の心臓が悪いのではないか?っていう獣医さんの診断で

血液検査とドプラー検査をすることになりました。

かかりつけの獣医さんは、昔ながらの獣医さんなので、

検査設備がありません。なので、検査をする時には、

我が家は、先生のお友達の獣医さんの病院に検査をしに行きます。

この先生のお友達獣医さんも、先代ワンコの時から、検査でお世話になっているので

飛ママとは長いお付き合いです(笑)

 

で、先生のお友達獣医さんに検査に行った時に…

かかりつけの先生から、「飛ちゃんの体重が気になるから、それも検査してほしい」

と、頼まれていたようで…

成長期で、体が日々大きくなっているから、体重もそこそこ重くなっていたので

ママは全然、気にしていなかったのですが…

獣医さんは体の成長と体重の増加のバランスが悪い…

もっと体重が増えても良いのではないかって思ったようで

心臓の検査のほかに、栄養状態もチェックすることになりました。

 

そして…数か月に渡り、血液検査を繰り返し…

リンパ管拡張症であると診断されました。

 

一般的には、診断が出るまでに、数か月もかからないと思います。

血液検査で、リンパ管拡張症の疑い…ということになったら、

内視鏡検査をすると、診断できるそうです。

ただ、この内視鏡検査…1回で済むわけではなく、それも1回の検査でかなり長時間らしいです。

実験的な検査をするそうです。

もちろん、全身麻酔で行いますので、飛さんは心臓病が判明していたので

麻酔をかけることもできず、極度の飢餓状態、深刻な栄養失調だったので

その検査に耐えるだけの体力がないと判断されました。

なので、消去法で疑わしい病気を投薬と血液検査で反応を調べ、

診断に至ったというわけです。

疑わしい病気のお薬がいろいろとある訳で、1種類1週間投与、

1週間後に血液検査をし、数値を見て、反応を調べる…そして、また別のお薬を1週間…

そして、検査。この繰り返しでした。

 

採血は、一般的には、前脚の毛を剃って、針を刺すってことが多いと思いますが、

この検査をしてくださっている先生は、首の太い血管に針を刺します。毛刈りはなしです。

狙いを定めて、とても上手にしてくれて、刺し損ねたっていう失敗はありませんでした。

首…後ろ側ではなく、喉の横…だから、先生の手の動きとか注射器が見えるので

飛さんにとっては、ものすごく怖かったと思います。

で、この先生も助手はいないので、飛ママが飛を抑えます。

毎回、毎回、首からの採血なので、さすがに飛は病院を嫌がるかな~って思ったけれど

病院や、先生のことは嫌がらなかったです(笑)

診察台の上に乗せると、怖がっていたけれど、

「おしまいだよ」って言われると、先生に尻尾を振る姿もありました。

 

さすがにね…半年以上も同じことをしていたので、最後は怖がりもしなかったけれど(笑)

 

話を戻しますね。

有効な治療法はステロイドの服薬。

ステロイドは、ご承知の通り、副作用があります。

肝臓に負担がかかります。ステロイドの量を多くすれば、それだけ、副作用の心配が増します。

診断されてから、さらに、ステロイドの量を決めるために、数か月かかりました。

病気が判明したときには、

「生きているのが不思議なくらい。なんでお前さんはそんなに元気なんだ?」って

獣医さんが飛さんに聞くほど…の状態。

獣医さんがママにわかりやすく伝えてくれたのが…

「野良猫の赤ちゃんが栄養失調で死にかけている状態だよ」って。

 

最初は、数日おきに強制的に栄養を吸収する治療。

ステロイドの量を多く、直接、注射で吸収させる治療が続きました。

数値が正常値になるまで続け、正常値になった所から、その数値が安定するかどうか…

ステロイドの量を足したり、引いたり…

安定してきたら、注射をやめ、経口投与のみに。

 

そこから、今度は、肝臓に負担がかかるので、薬の量をできるだけ減らしたいわけで…

お薬の量を調節するために、お薬をどんどん減らしていき、最初は2週間ごとに数値を検査。

一番、少ない量だと、1か月後には数値が落ちてしまう・・・

飛にとっての適量を見つけました。そして、肝臓病の予防として「ウルソ」も一緒に服薬しています。

 

ステロイドは一生飲み続けなければなりません。

でも、飛の生命を維持するためには、欠かせないお薬なのです。

ステロイドは副作用も怖いし、このお薬を飲み始めたことで、

飛の子供をとることは断念することになったのだけれど・・・

でもね、悪いことばかりじゃなくて…飛さん、山でお耳を怪我しちゃったこと、覚えていますか?

結局、お耳の先端、壊死して取れちゃったけど(笑)

ステロイドを飲んでいたから、感染症にならなくて済んだ~って思っています!

だってさ、炎症を抑える薬は同じ薬だから(笑)

 

あ、また話が脱線した~(笑)

リンパ管拡張症は先天性のモノと後天性のモノとがあります。

もちろん、様々な要因があるので、これと言って断定するわけにはいかないようですが、

後天性のモノは、リンパ管に腫瘍が出来たりするとリンパの流れが妨げられ、リンパ管拡張症になるケースが多いそうです。飛の場合は、先天性のリンパ管形成不全によるリンパ管拡張症だろう…とのこと。

 

この病気の兆候は下痢を繰り返すこと。

治っては、また下痢をして…と。食欲不振、体重減少などがあります。

下痢をすることによって、大切なたんぱく質が出てしまうので、体重減少…そして、命を落とします。

食事で気をつけなければいけないのが、脂質です。

飛の場合、脂質が多いフードを食べると、下痢をしてしまいます。

現在は、フードが決まったので大丈夫なのですが…

以前は、フードやおやつを購入するときには、何よりも脂質を一番に見ていました。

当時の飛は脂質0.7%が限度、それより多いモノは下痢…

現在は10%位までは大丈夫になりました。

なので、市販のサイエンスダイエットなどのフードは、おやつ程度にしか

食べさせることが出来ません。

 

飛は現在、4歳5か月。

治療を開始した時には、1歳過ぎても2キロしかなかった体重が、現在3.45キロ

飛は、本当に頑張っています!

 

飛の体重の増え方に疑問を持ってくださった先生に感謝しています。

あの時、心臓病のことしか考えていなかったら、1歳のお誕生を過ぎたころには

お別れをしていたかもしれません。

 

そして、飛にはこのフードがあうかもしれないって、ワンフーさんのラブガドを教えてくださった

ラン友のトーマ君ママに感謝しています。

飛の事をたくさんたくさん、可愛がってくださる、ラン友さん、

ブログを読んで、メッセージやコメントをくださるブロ友さん。

本当に、多くの人に支えられて、飛も飛ママも、楽しく元気に過ごしています!

皆さまに何もお返しをすることが出来ないので、

病気の事を知っていただいて、もしもの時(なければよいのですけど)にお役に立てたら…

そして、こんな病気もあるんだ~って、知っていただいて

周囲のお友達に、同じような症状があるけれど、原因がわからないってワンコちゃんに

もしかしたら?って、獣医さんに「こんな病気があるって聞いたのだけれど…」と

獣医さんの診察のヒントになるような事を言っていただけたら…と思います。

 

どの子も明るく楽しく過ごすことが出来ますように・・・