2014/07/07 | [re:play]

2014/07/07

無力。


そこに広がる真っ白な世界。



窓の外は明るく時計は6時を示している。



今が朝の6時であることがわかった。



毎朝聞こえる、鳥の鳴き声がしない。




異空間なのだろうか。




とりあえず、部屋を出て階段で一階に向かう。




自分の足音がわからない。



手を見る、人の手だ。
足を見る、人の足だ。




猫ではない。




大好きな愛猫の名前を呼んだ。




気付く。





自分の声が無い。




愛猫はいつも通り足元でスリスリする。




顔向けて口開けて…たぶん鳴いた。




お母さんの様子をうかがう。




お母さんはこっち向いて口を動かした。




(なんて言ったんだろう?)




たぶん、おはよう



そう思って、聞こえない自分の声だけど



口が動いていること確かめながら言った「おはよう」




でも、お母さんは不思議な顔して近付いてなんか言ってる。




聞こえない。





何言ってるの?







わからない、答えられない。







ふと、メモ用紙を持って文字を書き出した。





"会話が成り立ってない"




そこに書かれた文字は衝撃でしかなかった。




お母さんの声が聞けなくなった。




愛猫の鳴き声も聞こえない。





朝の鳥の鳴き声すらも…




情報は見えるものすべて



大好きな音楽は?



惚れたあの声は?




全部、全部聞こえない。




目から溢れ出る涙。



きっと声出して泣いてる自分。




大声出してる。




うるさいほど…




でも、聞こえない。





体が感じるのは音から放たれる振動。




何叫んでるんだっけ?



けど叫んでるハズだ。




聞こえない聞こえない聞こえない!




お母さん!




音が無いよ。






お母さん!






お母さん!




お母さん!





音が無いだけでもこんなに不安になる。


























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