朝 8:00
出社する時にママにお腹の具合を聞いたのですが、
とくに前駆陣痛もなくすがすがしい感じでした。
午後 12:00
念の為に電話で確認しました。
お腹の痛みはないとの事・・・・・
午後 15:00
念の為に電話で確認しました。
お腹の痛みはないとの事・・・・・
午後 19:00
仕事が終わりいつものように帰宅して駅で電車を待っている時の事です。
ママから電話・・・・
めずらしいなぁ・・・・。何かあったのか?
ママ:「破水した。」
パパ:「わかった。急いで帰る。」
破水です。
自宅の最寄駅に到着するのが、19:35で、丁度接続のいい電車でした。
急いで駅から出ると、走って自宅まで帰りました。
玄関を開けると、苦しむママの姿が・・・・
パパは、先日のように入院道具とママを車に乗せ、すぐに病院に行きました。
午後 20:00
車の中で、痛い!!と叫ぶママ・・・・
パパは、覚えていた呼吸をママと一緒にしました。
ママも一緒にやってくれています。
ママも我慢ができないようで、「あとどれくらいで到着する?」等と
言ってきます。もう少しだからね。待っててね。
何とか病院まで持ちこたえ、到着しました。
時間外の受付に行くと、警備員に「あれに乗せて・・・・」と言われ
「あれって何?明確に教えてくれ!!」と警備員で怒鳴りました。
そうとう焦ってます。パパは、こそあど言葉が仕事柄上大嫌いです。
あれというのは、ホイールチェアのようで、急いで入口まで持ってきて、
「最初からホイールチェアって言ってくれ!!。」
と、また怒鳴ってしまい、時間外外来の患者の方にずっと見られてました。
今思い出すと恥ずかしいですが、丁寧に説明するべきだと思います。
ママを乗せて、産婦人科受付まで行き、先生を探したのですが
不在です。
陽斗を分娩をしてくれた先生がいたので、その先生にお願いしました。
午後 20:05
分娩室に入りました。
パパは、椅子に座って待ってて下さいとの事で、分娩室に入れませんでした。
午後 20:20
ずっと待ってます・・・・・
午後 20:21
ふと気が付きました。
そういえば立会い出産では?と思っていたその時・・・・
先生:「パパ。着替えて入ってきてください。」
先生:「急いで!!」
パパ:「あっはい。 えっと・・・かばんと服と・・・」
先生:「荷物はどうでもいいですから・・・」
パパ:「そんなこと言ったって・・・・。貴重品・・・・あるし・・・・」
急ピッチで着替え、分娩室に入りました。
あぁ・・・ 怒られてしまったよ・・・・・ 出だし最悪・・・・
入るなり、ママが分娩台の上で頑張ってました。
そしてパパも一緒にママと頑張ろうと、ママに話かけ呼吸法をもとに呼吸しました。
ママは、必死に痛みを堪え頑張ってます!!
午後 20:33
ポコリンが誕生しました。
可愛い女の子です。パパもママも涙を流し、感動しました。
やっと会えました。 2903gの女の子です。
涙を流し続けるママに、手を握ったままで感謝の言葉をかけました。
ママ、本当によく頑張ったね!!すごいよママ!!
可愛い赤ちゃんを産んでくれてありがとう!!
可愛い・・・・ 可愛すぎます!!
二人とも落ち着いた時に、パパの手がじんじんと痛み出しました。
よく見ると、ママが力んでいる時の爪痕が残っていて、腫れてました。
その後、陽斗の面倒を見てくれているおばあちゃんやおじいちゃんに連絡し、
ビデオカメラとデジカメを持って、しばしの撮影大会をしました。
もう可愛くてたまりません。
そして、出産後の処置をして完了し病室に行きました。
入院道具を病室に運び、一通り整理して、パパは帰宅しました。
今日から4人家族になりました。
名前は、また後日・・・・
ママ、本当にご苦労様でした。
この頑張りは、生涯忘れることはありません。感謝するとともに
家族を頑張って守るように精進します。
本当にお疲れ様でした。 ゆっくり休んでね。