「英語学習者の本音って、どこにありますか？」

この英語学習者の本音って、人それぞれに違うと思いますが、教える方から見ると本当によく見えるものです。これに関して、先週近くのモールに遊びに行った時に、そこにある英語教室の前に開校時間を待っている親子連れを見ました。ちょっとご覧ください。

そこで待っていたお子さんは、3歳くらいでした。英語が楽しいな！って感じの子どもたちなんです。私も職場の同僚のキャリアママからお聞きしましたが、「お稽古事」の1つとして、英会話教室に通わせているそうです。

では、その子どもたちは、どんな将来を描いて行くのでしょうか？そして、親御さんは、お子さんにどんな期待をしているのでしょうか？

お子さんが中学生や高校生なら、親御さんは「昭和生まれ」で「昭和育ちの経験」がありますが、３歳のお子さんの親御さんなら、「平成生まれのお父さんとお母さん」も当たり前になっています。

「平成生まれのご両親は、お子さんの英語教育に、どんな期待を寄せているのでしょうか？」

ここが、昭和生まれの親御さんとの違いが出てくると思っています。私の近所でも、このように英語教室は３か月待ちの状態なのです。だから、長期にわたる親の期待が大きいと判断できます。そのお子さんへの英語教育の理由は人それぞれでしょうが、現在の外国人の英語指導者からの本音をお聞きすることが出来ましたので、ここでお伝えしたいと思っています。

私が尊敬し、実際にセッションの参加したことのある心理カウンセラーのH先生との会話の中で、H先生がフランスを習っている先生の本音が書かれていますので、ご覧になってください。

ここで、重要な部分があります。

「大部分の生徒は、実際にはそれほど英語を必要としていなくて、身につけるために努力しない・・・」

この外国人講師の言葉を聞いて、どんな感想をお持ちでしょうか？これが大部分の日本人の英語学習者の本音ではないかと思っています。

つまり、「入試で英語が必須だから勉強したけれど、社会に出てからは英語が出来なくても生きていける。でも、いつか必要になる時が来るかもしれないから、やっておくに悪いことはない。」

こんな風なお気持ちでしょうか？実際に生活できるのであれば、「安定の中で生きる」ことが幸せであることの要因の１つですが、それでも世界で通用する人材になりたいと思って、その仕事を手入れるために海外の大学に学位留学する高校生は、敢えて退学するかもしれないリスクを背負いながら、果敢に船出するところに、大変強い志を私は感じます。

また逆に言うと、就職率も９０％を超え、且つ日本語で仕事をする人が大半である事実から見ると、業務を英語でこなすだけに十分な英語力をつけるには、どれだけになるを考えると、「余計に厳しく、且つ難しく感じてしまう」「まるで別世界のことのように感じてしまう」人もいるのではないでしょうか？

それだけ、「2極化の広がり」が進んでいるということです。

そして、朝10時からの開校を待つお父さんやお母さんが、お子さんが育ってきて、この英語教育の厳しさの中に実際にお子さんを投げ入れるのかをお考えになってください。

「お子さんを投げ入れなくてもいい選択肢もあるということを、忘れないでください。」

ここまでお読みいただきまして、ありがとうございます。

感謝