「もう行くところない」仮設襲う雨・土砂・泥水 台風15号 | ブログを使い1日30分でできるエクササイズ研究日記

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 東北を直撃した台風15号による大雨は、東日本大震災の被災者が暮らす仮設住宅にも襲い掛かった。避難指示を受けて避難した住民らは一夜明けた22日、疲れた表情で浸水した仮設住宅の後片付けに追われた。住民たちは「津波の次は台風被害。いったい、どこに住めばいいのか」とやるせない思いを募らせた。

 福島県須賀川市上北町の仮設住宅では22日朝から、住民たちが家に入り込んだ泥の片付けに追われた。阿武隈川の支流の須賀川があふれ、仮設住宅58世帯が床上浸水した。
 市内の自宅が震災で全壊したマッサージ師大和田紀雄さん(64)は「また避難所暮らしに逆戻りしなければならないのか」と肩を落とした。
 岩手県大槌町は22日朝、小鎚高清水地区の仮設住宅を含む46世帯119人に出していた避難指示を解除。避難所から仮設住宅に戻った40代の主婦は「いつ崖が崩れるか心配」と不安そうに裏山を見上げた。
 仮設住宅の裏山ののり面は5月、高さ約40メートル、幅約100メートルにわたって崩落した。仮設住宅の建設を決めた後に崖崩れが発生したため、町は土留めや崩落を察知するセンサーを設置して対応している。
 町によると、のり面の復旧工事は完成まで数年かかる見込み。主婦は「ここの仮設住宅は、アクセスが良く便利。不安だが、もう行くところもないし…」とつぶやいた。
 宮城県女川町では21日夜、仮設住宅「清水住宅」「新田住宅」の計170世帯472人に避難指示が出たが、道路が濁流に寸断されたため、住民は指定の避難場所に避難できなかった。
 入居者の勝又洋さん(63)は「近くの川が護岸を超えて氾濫し、住宅の敷地がえぐられてしまうのではないか気が気でなかった」と話す。
 住民たちは集会所に集まるなどして、水が引くのを待った。勝又さんは「津波の次は台風。女川のどこに住めばいいのか悩んでしまう町民も多いのでは」とうんざりした様子で語った。

「この記事の著作権は河北新報に帰属します。」


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