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昨日行われた「伝統芸能の祭典inみたね」夜の部についてお送りします。

夜の部は八幡(はちまん)神社境内にある三種町農村歌舞伎会館で18時〜行われました。

特設ステージって言ったら失礼かもしれないけど、歴史ある会館にたくさんの人が集まりました。


三番叟(さんばんそう)から幕開けて、森岳歌舞伎の始まりです。


その前にこの「地歌舞伎(じかぶき)」というものはその土地に根付いた歌舞伎であり、多くの時間、人によって受け継がれてきたものです。

この歌舞伎というものは江戸時代初期に始まったとされ、当時は「風俗的によろしくない」という理由で多くの制約を受け、取り締まれたそうです。

各地域でその土地ならではの芝居が行われていましたが、これもお上からの取り締まりにあいました。

そこで地元の人たちは、「神社への奉納」の芸能という名目でこれを切り抜けてきたそうです。ふだん農業に勤しむだけの人が、この日ばかりはお殿さま、お姫様にもなる。土地土地でこの芝居にかける情熱は相当なものだったと想像されます。

森岳歌舞伎も江戸時代中期に始まってから、多くの方の尽力があり、現在に至っています。

後継者不足による一時活動停止から、復活に至り、「伝統文化による町おこしと人づくり」を目指して「森岳歌舞伎保存会」を立ち上げ、伝統を守ってきているのです。

歌舞伎というものは本来台本がないもののようなのですが、当時東京・歌舞伎座で働いていたサンクラさんこと三浦基英さんが、歌舞伎の台本を作成し、さらに森岳歌舞伎を盛り上げたという裏話もあります。

さて、前置きが長くなりましたが、昨日の演目を。


森岳小の女子生徒による「秋田音頭」。

彼女らの一挙手一投足が綺麗で惹きつけられました。素晴らしかった。


森岳小〜森岳中の森岳歌舞伎クラブのみなさんによる「白浪五人男」。

一人一人の個性が光る一幕でした。これをやりながら彼らは成長していくんだろうな…


花柳流の長唄「浦島」という演目です。

女性が舞う姿は圧巻でした。ヨッ!これぞ芸能!!!


金田勝年議員もわざわざ飛行機で駆けつけたようです。お忙しいなか、たびたび三種町に訪れていただきありがとうございます!

そしてメインの森岳歌舞伎。今回は源平合戦の悲劇を描いた「一谷嫩軍記 須磨浦の段」を4年ぶりに行いました。


いやはや、これはすごいです。

単なる地方歌舞伎の枠を超えていましたね。

どこからどう見ても「歌舞伎役者」そのもの。

上から目線なコメントになってしまいますが、ほんとにどこに見せても誇れるような芝居でした。

これはすごい。終始役者さんたちのお芝居に圧倒され引き込まれました。

これだけのものを無料で、三種町で見られるなんてすごいことです。

三種町にはすごいものがたくさんあってドキドキします。

と、いうことであっという間の2時間でした。

この「伝統芸能の祭典inみたね」を見て、ますます三種町が好きになり、誇れるような気分になった帰り道でした。

みなさんも来年9月の第3日曜日に是非遊びに来てくださいね^ ^

歌舞伎を見るのが初めての方でも楽しめますよ!

昼の会場の様子は『東北わくわく情報局』の「みたねのじかん」からご覧ください!


「みたねのじかん」は1時間2分45秒〜です^ ^

ではあすたまにゃーにゃ!

へば\(^o^)/