受験シーズンも終わり、そろそろ合格発表の時期ですね。
私も遠い昔の、自分のときのことを思い出します。
田舎の取り立てて進学校でもない公立高校に行った私。
特別頭が良いわけでもないし、突出した才能があるわけでもない。
でも、「大学でもっと歴史を勉強したい!」という願いを諦められず、受験しました。
現役のときは、無謀にも地元の国立大学を受験。
当たり前だけど、玉砕。
共通一次試験(のちにセンター試験とか共通テストとか呼ばれるアレ)の結果はほぼ0点に近かった。
問題がまるで解けないんですよ。
そもそも理数系も英語も壊滅的にできなかったから。
高校のテストでは、毎回ヒトケタの点数でした。
もちろん、100点満点のテストですよ。
なのにね……友達がみんな国立大志望だったからね……自分もつられて……。
厳しい現実を突きつけられた私は、親に頼み込んで私立大一択にさせてもらいました。
これなら得意科目だけで受験できるので、少しは望みがあると思ったからです。
で、河合塾の入塾試験を受け、無事に入ることができ、一年間、浪人生活を送りました。
でもね……毎回テストはE判定。
よくあの時点で諦めなかったなぁと思います。
さっきも言ったけど、私は頭が良いわけでも何でもない。
だから、真面目に塾に通い、ひたすら問題集を解きました。
自分は要領がよくないことがわかっていたから、覚えるまで広告の裏に書いて覚えました。
不器用で要領が悪い私でしたが、これだけは自信を持って言えます。
愚直なまでにコツコツと、真面目に勉強しました。
人生であれほど勉強したことはなかったんじゃないかな。
そんな涙ぐましい努力を天の神様が認めてくれたのかな。
第一志望の学部を受験した日、緊張のせいか朝から激しい胃痛を抱えていたにもかかわらず、合格できたのです。
他の学部は全滅でしたが(笑)
また、第一志望の大学のライバル校にもダブル合格できました。
私みたいな田舎の平凡な公立高校出身者で、特別な才能もない人間は、一般入試で志望校に入るしかありません。
まして要領は悪い、特別頭がいいわけでもない人間は、たくさん勉強するしかなかったのです。
もし、自信を持って「十分勉強した!」と言えるなら、きっと受験の神様は願いを聞き届けてくれるんじゃないかな……。