以前から、コスパとかタイパというような言葉が使われてきました。しかし、最近はメンパという言葉が使われるようになったらしいです。コスパはコスト・パーフォーマンスの略で、タイパはタイム・パーフォマンスです。そして、最近使われるようになったメンパはメンタル・パーフォーマンスだそうです。メンパは、これまでの~~パというのとは、いささか雰囲気の違う言葉のようです。それをグラフにしてみると、以下のようになります。

 

 

 コスパは、それをやれば同じ事を安い費用でできる場合です。また、タイパはそれをやれば同じ事を短い時間でできる場合です。例えば、動画を2倍速で視聴すれば、タイパが良いということになります。また、値引きの店に行けば、コスパが良いということになります。ただそのために遠くの店に行って疲れたり、2倍速で見ることで頭が疲れたりするということは、二の次になっています。

 

 これに対して、メンパというのはどれだけ気持ちが満たされたとか、疲れがとれたということの指標のようなのです。仕事とか趣味とかをやって、満足感があれば、時間がかかったり、お金がかかったりしても、メンパが良いということになります。そういうわけで、このメンパという言葉は、コスパやタイパという言葉とはいささか異なるニュアンスがあります。コスパやタイパは、周りから図ることができるのですが、メンパは周りから図ることができないのです。本人の気持ちの問題なので、基本的には本人しか判断できないのです。コスパやタイパに対する反省として、メンパという概念が出てきたのではないかと思われます。

 

 どうもコスパとかタイパという言葉は、2000年頃に使われるようになったらしい。これに対して、メンパという言葉は割合最近使われるようになりました。実際、私もメンパという言葉はごく最近聞いて、「へー!」と思ったのでした。時間がかかっても、お金がかかっても、気持ちが満たされればそれで良いのだ!という概念です。

 

 私は退職して久しいので、私がタイパということを意識するのは、たまに料理するのに時短料理のレシピを使うときくらいです。要するに料理が不得意なので、時短料理をするだけですが…。最近は、動画などを倍速で見たりすることが、若い人ではあるようですが、倍速などでみたり聞いたりすると、高齢者の私には理解が追いつかず、ストレスがたまるので、タイパを無視して遅くするぐらいです。またコスパというのも、年金暮らしになってから、節約しているので、そもそもお金を使わなくなっていて、コスパという概念があまりありません。これに対して、やっていることに満足感があるかどうかということは、とても大事なことになっています。若い人も、メンパを意識した方が良いと思いますが、そもそもこの言葉は高齢者のための言葉という気もします。団塊の世代の全てが、後期高齢者になってできた言葉なのかもしれません。

 

 今、私は本をまとめていますが、時間がかかる作業です。メンパがあるからできる仕事だと思ってやっています。

 

 次回は、「閑人閑話 その194(アインシュタインの睡眠)」です。