入院初日から泊まってくれてる旦那さん
毎日小さい硬い狭いソファーで寝てくれた
毎日来てくれる母やお義母さん
優しい言葉をかけてくれる看護師さんたち
みんなの優しい気持ちに包まれて
私は決心の日を迎える
朝の検診ではエコー画面を見ないようにして
薬を入れることを先生と相談。
それでは10時半頃に入れますとのこと
薬を入れても、すぐ陣痛がこない人もいるので
とにかく安静にする
そして11時半
あれ、ちょっと痛いかも・・
破水は起こらないものの、
とにかくお腹が痛くなる波が来る
生理痛のひどい時ぐらい痛くなる
さらに痛くなる
12時頃、旦那さんは仕事に行かなくてはならず
一人でおるよりはということで
分娩室に入る
分娩室の横は新生児室。
赤ちゃんの泣き声を聞きながら
この子は出てきても
泣くことも出来ないんや
今もきっと生きて
元気に動いてるはずやのに
ごめんね
こんなお母さんでごめんね
陣痛が激しくなってきた13時
母がかけつけてくれて
励ましてくれる
その時、何かが出る そう思った
看護師さんに言うと、
先生を呼んで!
お母さんは外に出てください!
と言いながら出てきそうな子をぐっと中に戻す
痛い
痛い
先生がすぐに来てくれて思いっきり出口を広げた瞬間
すっと
胎盤もきれいに全部
我が子が出てくれた
泣き声もなく
その生命は儚く
静かに終わった
その後の中の掃除が本当に痛くて
はじめて大声で痛い痛いと叫んでしまった
でもその体の痛みが
張り裂けそうな心の痛みを
制御してくれたのかも知れない
妊娠が発覚してから3週間目
9月2日14時
13.5センチ 50グラム
小さな小さな命は
空へかえっていった