超党派の議員団が24~27日に中国を訪問し、中国共産党の中央対外連絡部・幹部と会談するようだ。昨年11月の高市首相の台湾有事を巡る国会答弁以降、日中関係は冷え込んでおり、中国側が日本の議員団を正式に受け入れるのは初めてとなるので、日中関係筋は「大きな一歩だと思う」と語っているそうだ(毎日新聞)。
おめでた過ぎる。時節柄、中国が日本の政界の一部を懐柔し分断を図ろうとするに過ぎないことは明らかだろう。何しろ訪中団として報道で名前があがっているのは、中道改革連合の伊佐進一広報委員長、自民党の橋本岳元副厚生労働相、立憲民主党の小西洋之参院議員、公明党の川村雄大参院議員で、私は申し訳なくも存じ上げない方もおられるが、存じ上げる方を見ると、何をかいわんや、である。
折しも、中国の王毅外相は、韓国を訪問し韓国の国家安保室長と会談し、わざわざ「日本軍国主義の再燃を決して許してはならない」と主張したそうだ。これは明らかに韓国民や日本国民に向けたメッセージで、なかなか盛り上がらない反・高市の言論を、しつこくけしかけようとしている。
日中関係は、聖徳太子以来、1500年もの間、親密であったためしがない。経済力を蓄えつつあるとは言え、今さら華夷秩序的なものを東アジアに築きたいと思っているような中国共産党と、ウマが合うわけがない。アメリカのバイデン政権以来の流行り言葉ではあるが、ガードレールを外れることがないよう、関係をしっかり管理することがせいぜいだろう。