今日はあさこのお茶会だそうでー。
どーりで。雨だ。
ムラは雷鳴ってましたよ。

さて。やっと観てきました「ラストプレイ/Heat On Beat!」。
初見の感想をちびっと書きます。
明日は早朝起床なので(東京行くですようさ。)、今日はとりあえず芝居の感想だけ。
ネタばれもあるので、まだ観てない&真っ白な思いで観たいって方はスルーしてくださいね。

では。「ラストプレイ」

悪くはないけど、初見でずぼっとはまるほどではない。かな。
これをウチ(雪組)でやりたいか?と言われたら。
さほどやりたいとも思わないけど、絶対イヤってほどでもない。ってところです。
(あ。ちなみにわたしはハリー作品は好きですし、あさこも好きです。)

あさこよりは周りの人間(キャラ)の方が面白い。
あさこがいちばん微妙な役どころに見えました。
「微妙」というのは、「ちょっといまいちーー」って意味じゃなく、把握しづらいというか立場や感情をピタっと理解しづらいというか。。。
その原因というか、ひっかかっていることが2つ。


◆ケンカ慣れしているアリステアくん

ピアノにすべてをかけてきたヒトってケンカするものなんでしょうか?うさ。
それとも、「ピアニストは命より指が大事」ってのは、マンガやドラマで刷り込まれただけで、実際はそうでもない?うさぎ
って、誰に聞いたらいいかわかんないんだけど。

あひに手をつかまれたとき、「手を離せ」ってすごむアリステアくん。
あ~手(=指)に対して神経質なんだなぁ。。って思ったところが、いきなし殴っちゃいますからねぇ。
うぅむ。
孤児院で育ったから荒っぽいことにも慣れてるってことなのか?とも思いますが。
でも、「すべてをかけてきた」んでしょ??とか思っちゃうんですよねー。

たとえば。

 咄嗟に1発殴った。
 →「はっ汗。」と手を見る。
 →ちょっと間がある。
 →2発目。

で、その“”のところで、「あぁもうピアノは捨てたんだ。もういいんだ。。。」って顔をしてくれたら、わかりやすいんですが。。。
やっぱこれは三流ドラマ過ぎますかねぇ?(笑)にゃ


◆アリステアくんのプレッシャー

コンテストのさなかに気絶してしまうくらい、プレッシャーを感じていたアリステアくんですが、これがどれほどのプレッシャーだったかわかりづらい。

これまた三流ドラマ的想像力を発揮させてしまいますと。。。。。

 孤児院の運営が金銭的に非常に苦しい。
 →アリステアくんが優勝すれば大きなスポンサーがついて多額の寄付が得られる。
 →つまり彼の優勝に孤児院の将来がかかっている。
 →でも優勝できなかった。
 →孤児院がつぶれて、みんな散り散りになってしまった。
 →自分の責任だ。もう二度とピアノのことを思い出したくない。

とかだったら。
う~ん、わかりやすい。超安っぽいけど(笑)

ただ、このプレッシャーに関しては、もうひとつ別の捕らえ方もできるのかも知れません。
というのは。。。

リュウさま院長、骨董品うはうは買いに来るくらいだから、お金にそれほど困ってないように思えるんですね。
ってことは、アリステアをピアニストにするために投資したけど、それって1つの道楽だったのかも。
アリステアが感じてる恩義(プレッシャー)は、アリステアが考えるほどは、院長には大そうなことじゃなかったかも知れない。
となると。かなり気の毒なんですよね。アリステアくん。


どうもね。
この「孤児院で育った過去」がどんなものだったのかが、はっきりわからないんですよ。
だから彼の人となりが把握しづらい。彼の苦しみや痛みをしっかり感じ取れないんです。

今日のところはこんなカンジでした。
あと2回は観ますので、また別の何かが見えてくるかもしれません。
そうであって欲しいです。

あっ。もしかして、わたしのこの疑問は歌劇の座談会とかナウオンで語られてたりするのか??
そうだったらごめんなさい。