そうこうしているうちに無事、サンフランシスコへ到着した。現地時間で朝の8時半を回っていた。さあ、あとは今日のシャスタのあるレディング空港への乗り継ぎのキャンセル待ちが取れるかどうか。ドキドキだ。もし取れなければこのサンフランシスコで1日を過ごさなければならない。イミグレーションを通過して、初めてのアメリカ大陸に上陸した。ツアーを企画してくれた主催者へ早速メール。「なんとかサンフランシスコへ到着しました。1日遅れでご心配かけすみません。飛行機が取れたら時間連絡します」と。そもそもメールを見てくれるかどうかも不安だったけど、シャスタだから問題ないと根拠のない安心感に包まれていた。
苦手な英語に加えて、初めての空港、そして外国での初めての乗り換え。国内線の乗り換えカウンターに行き、グランドホステスに恐る恐る声をかけた。
「あの〜、え〜〜、キャンセル待ちと言われたんだけど」
「あ、大丈夫ですよ。少しお待ち下さい」
「乗れますかね〜〜???」
ぼくのか細い声も雑踏にかき消される。彼女は何やら、本部らしきところに内線電話をかけているようだ。アメリカ人は表情豊かだ。マユを潜めたり、舌打ちしたり、笑ったり。英語のわからないぼくにはその表情で、乗れるか乗れないかを一喜一憂しなければならない。心が忙しい。ぼくの後ろからは次々に、いろいろな問いかけを電話中の彼女へ話しかける。やきもきがさらに加速する。ようやく電話が終わると
「ええ、大丈夫です。午後に乗れますよ。」
といって、変更チケットを渡してくれた。ラッキー!!ようやく波に乗ってきた!!!これで、他のツアー参加者と主催者の方に会える。早速、メールを打とうと携帯電話を開く。そこには、主催者からこんな言葉が。
「22日中に、シャスタへ着けますよう祈っています。すべては、うまくいっている!」
と。確かに1日遅れたものの他は本当にうまくいっている。そもそもこの遅れたのも神様の采配とさえ思えてきた。本当に勇気付けられた一言だった。