本日(4月11日)の日経新聞の朝刊の連載「やさしい経済学ー21世紀と文明  未来の読み方」の記事が「小さな物語 起点に」だ。


その下には、ずっと書きとめてきた、三菱UFJリサーチ&コンサルティングの「動き出すメタボ市場」の記事がある。


「小さな物語 起点に」(関西学院大学教授 奥野卓司氏)の記事を抜粋する。

現在の世界には、地球環境問題、民族抗争など大問題が存在する。それを「大きな物語」として語り、解決を図ろうとする傾向は、いまだに強いが、一人ひとりの幸福にはつながらない場合も少なくない。この世界は異なった文化の背景を持つ人間が接触し、多様な価値観をもっていきているからだ。

こうした時代には、「小さな物語」の解読を通じてこそ、グローバルな「大きな物語」の関係性を解き明かすことができる。


(中略)


「小さな物語」をみていくと、これからの日本で、モノの生産性をあげ、効率を高めても、日本人一人ひとりが豊かにはならないことがわかる。多くの人が気付き始めているように、不安にかられて働き、モノを大量に所有することが幸福ではない。

発想は逆で、まず我々が江戸時代の町民のように、一人ひとり、自分の生活を楽しむ余裕と好奇心と感受性をもてば、結果として、日本が世界に向けて輝きのあるビジネスを提供していけるのではないか。

つまり、遊び、学び、結び、癒やし、楽しさへと、個々人の価値観を変え、それをもとに生活を変え、それを提供する産業を育てていけばいい。これが、未来の日本型情報社会の姿だろう。

生き物との関係をいかした先端的農業を社会基盤にして、一人ひとりが自分の芸術と文化を楽しむ生活を営むことで、結果として、日本経済の未来は開けてくる。


何故だか、ココで「江戸文化歴史検定」HPより

「江戸に学ぶ」
江戸時代は、人々が“やさしさ”や“お互いさま”といった心根を持ち、物を大切にする“エコロジー社会”でした。今、江戸の文化を学ぶことによって、現代のギスギスした社会を見直すきっかけとなれば、そのことが、地域再生の道へと繋がることになるのでしょう。



本当に、皆、気付いている。
今の世の中はおかしい。と。

しかし、「なんで自分はこうなのか?」
という不公平感もいっぱい持っている。

自分さえよければイイという人もいっぱいいる。


「動き出すメタボ市場」全10回のまとめの部分に、

現時点の企業の社会的責任(CSR)のテーマは「環境」が圧倒的に多いが、現在の施策の流れや各企業の動きを見ると、近い未来「健康」が主要なテーマに数えられる日も近いかもしれない。

とある。

まさに、
企業のCSRが「環境」=「大きな物語」から、「健康」=「小さな物語」へと起点が変わっていくと予想(希望)されている。

奥野氏の記事の中に、
「一人ひとり」という言葉が5回でてきた。

一人ひとりが幸せならば、日本も世界も地球も皆、幸せになる。