先日立ち寄った久米田寺明王院には、
八大童子像がありました。
なかでも制多伽迦童子は、
佐藤さとるさんの「だれも知らない小さな国」の主人公、
「せいたかさん」を思いだします。
小学3年生で読んだのですが、
オーバーに言えば、
あの作品が人生初の感動本でした。
八大童子とは、
不動明王・文殊菩薩の使者および眷属である八人の童子。
制多伽童子と共に、
この衿羯羅童子の二童子がポピュラーだそうです。
童子とは、一般的に幼い子どもを指しますが、
お寺に入って、
まだ剃髪得度していない雑役を担う少年や童形の年配僧、
また貴人の身の回りの世話をする召使の少年のことだそうです。
うちの口笛吹きの童子くんは、
庭のクリスマスローズと一緒に、
平山郁夫さんの聖観音さまの下に。
***
戦争のない世界を希求します。