雑誌「BIEDER」で知った小川文さんの本「小鳥草子」、

写真、イラスト、4コマ漫画、エッセイ、散文詩、なんでもありです。

まるで小鳥のように軽やかで愛らしい一冊。

なんといっても小鳥への愛にあふれています。

いいですね~

 

 

「コトリノソウシ」と題した「枕草子」へのオマージュも、

なんだかほほえましい。

 

〝 春はさえずり 。

 やうやう大きくなりゆく歌声、

 すこし下手もありて

 めぶきたる野山にいみじく響き渡る 〟

 

 

「BIRDER」のブンチョウ特集記事は、

なかなかおもしろかったのですが、

びっくりしたのは、

種として近いジュウシマツとブンチョウの交配は可能で、

間に生まれた鳥は「十文鳥(ジュウブンチョウ)と呼ばれるとのこと。

江戸時代の飼育書にも、交配が成功したことと

その鳥が「ムラサキ雀」と呼ばれたとあるそうです。

人は、昔から家畜や愛玩動物の交配を重ねてきていますが、、

種の交配までは、うーんと思ってしまいます。

自然にそうなったのならともかく、

人為的に作り出すのは…

 

その昔、

「阪神パーク」にライオンとヒョウの間にうまれた「レオポン」がいましたっけ。

見たような見なかったような、この記憶も今は曖昧。

 

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戦争のない世界を希求します。