JAF(日本自動車連盟)の機関誌の夏号の表紙は甲斐犬の子犬、

あどけない表情がかわいい~

 

 

写真と記事は岩合光昭さん、

「ニッポンのいぬ」というタイトルで、愛玩犬ではなく狩猟犬であり、

主人にたいして強い忠誠心を持つ甲斐犬について書かれていますが、

読んでいて「?」と思ったのが、

〝青黒い舌を出して、御主人だけを見上げます〟という箇所。

舌が青黒い犬がいるなんて知りませんでした。

キリンの舌が黒いのは知っていましたが。

 

検索してみると、愛犬家の方はご存じかと思いますが

「舌斑(ぜっぱん)」というもので、

個体によって、色も黒や青みがかったもの紫などあるようで、

ホクロのように小さなものから舌のほとんどがそうだったり、

また、大きくなったり広がったりするとのこと。

原因不明で、遺伝的要素が強く、

山犬の血を受け継ぐ北海道犬や甲斐犬によくみられるそうです。

 

日本犬の6犬種が天然記念物として指定されたとき、

犬をケンではなくイヌと呼ぶことが定められたそうです。

なので、アキタイヌ・キシュウイヌ・シバイヌ・ホッカイドウイヌ・シコクイヌですが、

甲斐犬だけは、カイケンなのだとか。

理由は?

カイイヌ=飼い犬と音が同じだから、だそうです…

 

昔々、近所に怖いくらい吠える犬がいて、

犬好きのわたしも前を通るのがためらわれたのですが、

今思えば、小柄ながらもあの独特の毛色、

もしかしたらカイケンだったのかもしれません。

 

 

国産レモンは端境期で品薄、

買えたのは、さしずめレモン界の異端児。

 

 

 

 

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戦争のない世界を希求します。