行ってきました。念願叶ったり、です。

 

 

熊楠が後半生を過ごした熊楠邸は、なんとなく山近くにあるような気がしていましたが、

意外や田辺の街中にありました。

右、顕彰館、左、熊楠邸。

 

 

小さな館でしたが、わかりやすくコンパクトにまとめられたいい展示でした。

 

 

水木しげる「熊野の妖怪「猫楠」読んでみたく、さっそく図書館へ予約しました。

熊楠の生涯は、おおまかには知っていますが、

作者とモデルが、鬼才×奇才、天才×異才ですから、

どんなぶっ飛んだ漫画になっているのか興味津々。

 

 

このポスターには、名だたる妖怪の権威、水木しげる・荒俣宏・京極夏彦・多田克己諸氏のサインが揃い踏みです。多田さんが謙虚ですが、一番濃く残ってる~

ここを訪問時のサインでしょうか。いきさつを聞かなかったのが残念。

 

上に描かれているのは、オウチの花、

庭の大きな楝(センダンとも言いますが古名オウチの方が好き)も、花盛りの頃はいい匂いがしたことでしょう。

熊楠が臨終の床で「天井に紫の花が咲いている」と言ったそうですが、

それは、オウチだったのではとのこと。

まさに極楽へのお迎えの紫雲のような…

 

熊楠の別棟の書斎。

ここで、在野の碩学が机に向かい資料を読み、

縁側に向かって植物など写生していたこと、

自身の興味に向かってのみ生きたであろう熊楠を思いました。

 

 

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戦争のない世界を希求します。