残暑は厳しいものの、蝉たちの声は小さくなり、
そこここに逝ってしまった姿を目にします。
じっと止まっているクマゼミの目も、こころなしか悲し気に見えます。
クマゼミは緑の翅脈がくっきりときれいですね。
翅脈、葉脈、山脈、水脈、人脈、(血脈・中」読んでいます)
蝉は、飛ぶのがあまり上手には見えませんが、穴掘りは得意。
出てきた穴を見るたびに、
蝉が羽化への衝動にかられ、
あの細い脚で、一生懸命に土を掻きつつ上がってきたことがすごいなと思います。
まさに、産道です。
***
戦争のない世界を希求します。