残暑は厳しいものの、蝉たちの声は小さくなり、

そこここに逝ってしまった姿を目にします。

じっと止まっているクマゼミの目も、こころなしか悲し気に見えます。

クマゼミは緑の翅脈がくっきりときれいですね。

翅脈、葉脈、山脈、水脈、人脈、(血脈・中」読んでいます)

 

 

蝉は、飛ぶのがあまり上手には見えませんが、穴掘りは得意。

出てきた穴を見るたびに、

蝉が羽化への衝動にかられ、

あの細い脚で、一生懸命に土を掻きつつ上がってきたことがすごいなと思います。

まさに、産道です。

 

 

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戦争のない世界を希求します。