POLITICS
「モルモットでもいいからライブ行きたい!」
集団で踊って、飲んで、ハグすれば「感染者」が増える? オランダ政府が実際に試してみた



パーティーやイベントが好きな人にとって、大規模な集まりを禁じられたコロナ禍の1年は厳しいものだった。しかし、
本当にイベントでクラスターが発生するのか。それを実証実験するという大胆な試みがオランダで行われた。

大人数を会場に集め、時には酒を飲み、時には大歓声を上げながら、クラスターが発生するかを調べるのだ。倫理面で懸念の声もあったが、ボランティアへの応募は殺到。日常を取り戻したい人たちが、悪魔のささやきに乗った。

追跡装置付きモルモット(←追跡装置を全員がつけている。モルモットとは失礼な!)

賛否両論のイベント実験「フィールドラボ」は、実はオランダ政府のお墨付きだ。コンサートや演劇、ビジネス・カンファレンス、サッカーの試合、ダンスイベントといった屋内外のシチュエーションで全8回行われた。

フィールドラボでは、コロナ禍でもイベント行事を安全に行うことが可能かを調査することに重点が置かれている。参加者は全員事前にPCR検査を受けるうえ、一部は会場でも検査を受ける体制が取られた。陽性反応が出た場合はもちろん、参加資格が取り消される。

ダンスイベントの実験では若者約1500人が、曲に合わせて踊り、
ビールを飲み、参加者とハグし、“かつての平常”を楽しんでいた。マスクも着用しなければ、他者と距離を保つ必要もない。まさにパンデミック前の光景そのままだ。

この実験では参加者が3つのグループに分けられ、全員が会場内での動きや、誰とどのくらいの時間・距離で接したかを調べる装置を着用した。まさに追跡装置付きモルモットと言ったところだ。別の実験では6つのグループにそれぞれ異なるルールを課し、マスクを着用しなければならないグループがある一方、別のグループは自由に移動できた。

6200人中、5日後に陽性だったのは5人

オランダの「NLタイムズ」によると、過去6回の実験では累計6200人以上の参加者(事前検査で陽性反応が出た41人は不参加)のうち、実験から5日後に行った検査では5人が陽性となったものの、フィールドラボの主任研究員によると、自宅などで感染した可能性もあるためライブとの関連性は不明という。

そして事前の感染検査さえ徹底すれば、たとえ国民全員に新型コロナワクチンを打たずとも、コンサートや演劇、映画館などの営業を再開することも可能になるとの見方を示している。一方、フェスティバル系の実験については、まだ安全を確証するためのデータを精査している段階のようだ。

すべてのデータを解析し終え、最終結果が発表されるのは4月を予定。イベント業界にとっては、今回収集したデータがパンデミック後の再開に向けたガイドライン構築などに役立つため、実質的な「ゴーサイン」への期待が高まっている。

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とても勇気のある政府ですね。

 

この結果により、世界のCOVID19対策が誤りであったとなると、責任は?

 

責任よりも、この実験により”マスク”の必要のないことが既にわかっています。

 

ただ実験結果をそのまま出されますことを望んでいます。

 

やつらは、望んでいないでしょうが!