フィリピンではドゥテルテ大統領がウイルス感染者10名の段階で

 

非常事態宣言をしていて、いかにも行動力の速さを

 

賞賛するような、日本関係の記事を目にした。

 

それは本当だろうか?

 

フィリピンで10名の感染者が判明した時点で、すでに何百、何千人の

 

感染者がいたのではないかと、想像できる。

 

この国の殆どの貧困層は、体の具合が悪くても病院に行くことはしない。

 

それは初めに病院に払う金を心配しなければならないからだ。

 

普段は、どうしても具合が悪いときは、近くの知り合いの叔母さんの

 

お呪い?で治そうとし、それまで我慢していたのだから、自然治癒をしていて、

 

それがお呪いのせいだと思い込んでいるふしがある。

 

自然治癒できず亡くなってしまっても、神の思し召しだということで納得してしまう。

 

それが、今では移動や買い物ができずに庶民は困っている。

 

その前に仕事をすることができずに”金”も無い。

 

銀行もコロナ騒ぎでやっていないようである。

 

たまにある、ATMにも現金が入っていなくて引き出すこともできない。

 

それでもこの国の多くの貧乏人は困っているそぶりも見せない。

 

町々の往来をなるべくさせないように、日本の江戸時代のような木戸(ゲート)

 

があり、隣町に行く場合は通行書がないと行けない。

 

ゲートパスという通行書はバランガイの役員が発行の

 

手続きをしているようである。

 

その通行書はコロナウイルスに感染していないので、通行させて

 

下さいというものではない。

 

何の為の通行書、検問なのかがまったく理解できない。

 

フィリピン政府の指示でコロナ対策を「やっています」というだけの

 

見せかけだけのもののようである。

 

大きなゲート(検問所)には警察官のような検問をしている。

 

バランガイの中の路地のゲートも閉じられている。

 

 これも、そうだ!

 

 こちらは、日本の江戸時代の辻木戸である。

 

日本の江戸時代の大きな木戸には木戸番がいる。

 

 すっかり、フィリピンのコロナ騒ぎも、日本の江戸時代に

 

 戻ったようである。

 

 木戸というものは不審者を通さないようにという目的で

 

 あったようなものである。

 

 残念ながらコロナ不審者は医者にも警察官にもわからない。

 

 報道機関を通じ、自宅にいるように、強く訴えるだけでよいのではないか?

 

 むだな見せかけだけのことが好きなフィリピンである。