火山噴火のときに見られる”火山雷”(マニラより撮影)

 

”タール湖火山噴火のおそれ”


火山噴火の恐れ、住民避難 マニラ近郊

2020年01月12日20時56分

 【マニラAFP時事】

マニラ南方65キロにあるタール火山の活動が活発化している。

噴煙は12日、上空約1000メートルまで上がり、

火山性微動が続いている。

フィリピン火山学・地震学研究所のソリドゥム所長は

「数日中から数週間以内に」噴火があり得ると警告。

当局によると、火山周辺の住民2000人以上が避難を始めた。

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SPUTNIK ニュースでは

”フィリピン、タール火山噴火で住民非難”
2020年01月12日 21:51

フィリピン政府はバタンガス州の3つの居住区(人口計8万人超)

の避難を開始した。タール火山の噴煙が上空1000メートルに達し、

避難措置が取られた。「CNNフィリピン」テレビが伝えている。

報道によると、国家リスク軽減・自然災害準備会議の広報担当が

同テレビに語ったところによると、

避難はサン・ニコラス(2015年時で人口2万2千人)、

バレット(同2万2千)、タリサイ(同4万5千)の

3つの居住区で行われているという。

1月12日(日)タール火山の噴煙は上空1000メートルに達した。

フィリピン火山学・地震学研究所(Phivolcs)はそれに伴い、

火山噴火危険レベルを5段階中3段階まで引き上げた。

同研究所は火山周辺地域の住民の避難を勧告していた。

一般投稿者からの投稿動画ではタール湖の島の火口から

「もくもく」と上がる噴煙の様子が写されていました。


つい先ほどのウエザーニュースでは

フィリピン マニラ近郊のタール火山で大きな噴火 

噴煙は高度1万5000mに   1/12(日) 22:40配信

日本時間の今日12日(日)15時頃から、

フィリピン中部のルソン島にあるタール火山で大きな噴火が

発生しています。

噴煙は高度1万5000mほどの高さにまで到達しているものとみられます。

 首都マニラからは、火山灰等の噴出物の摩擦で発生したと

考えられる稲妻(火山雷)が観測されています。


マニラから約60km 大きな噴火は約42年ぶり

 タール火山(TAAL/標高311m)は、

首都マニラの南約60kmにあり、カルデラ湖である

タール湖の中央に浮かぶ火山島です。

 タール火山で大きな噴火が発生したのは1977年以来で

約42年ぶりです。

1911年には大爆発が起きて全島民の1000人以上が犠牲に

なっているほか、1965年にはマグマ水蒸気噴火がおきて

200人が犠牲になるなど、たびたび大きな被害を引き起こ

しています。


警戒レベル4に引き上げ

 フィリピン火山地震研究所(PHIVOLCS)は国民に向けて、

タール火山の噴火活動への警戒レベルを0~5の6段階で

設定して発表しています。

PHIVOLCSは段階的に警戒レベルを引き上げ、

日本時間の20時30分には上から2番目の4に引き上げました。

周辺では降灰が確認され、現地当局は火砕流と津波の危険性が

あるとして、タール火山島とバタンガス州アゴンシロと

ローレルという地域に避難勧告をだしてます。

マニラでは空港閉鎖 ”日本との空の便に影響”

 現地のウェザーニュース社員からは、

目が開けづらいほどの降灰があり、マニラ国際空港は閉鎖された

との情報が届いています。

 飛行機の発着が停止されたのは、

噴火により多量の火山灰が大気中に放出されると、

それを吸い込んだエンジンが出力停止したり、

窓ガラスに傷が付いて見通しが利かなくなるなど、

航空機の運航へ重大な影響を及ぼすおそれがあるためとみられます。

 フィリピンを発着する便だけでなく、

付近を通過する国際線の飛行機も、経路の変更などで

遅延が生じる可能性があります。

 火山活動はさらに活発になる可能性もあるため、

今後の情報に注意が必要です。ウェザーニュース

 

一般投稿者の動画の最初の画像です。


どういうわけか、わが子が1月16日に幼稚園の遠足で

この方面に行くことになっていたのですが、

中止でしょうね。

公立の幼稚園なのですが、遠足代として800ペソ

(現在レートーで日本円1,731円)かかります。

貧困家庭の何日分かの食費です。

保護者同伴でも1人800ペソが追加されます。

上の娘のときも、公立小学校でしたが遠足代を徴収されました。

日本の公立学校の場合はどうだったのか覚えてはいませんが、

中学の修学旅行で京都・奈良に行ったときは積み立て

させられていたような記憶があります。


フィリピンでは貧困家庭が多い割には、公立幼稚園・小学校でも

金のかかる行事が多いようです。

特に遠足などの参加者はごく僅かです。