”郷原信郎が切る” より
まだほとんど注目されていないが、 Tomoaki Kitaguch(北口)氏
による【 加計問題の真相?(フィクションとしてお楽しみ
ください)】との注目すべき記事が、フェイスブック上に登場して
いる。ご本人も、「より多くの方に、この考察を読んでいただきた
い」と了解してくれたので、以下に全文を引用する。
新たな報道を見聞きして、「加計問題の真相」は、巷で議論・想定
されている内容とは違うところにあるのではないか、と考えるよう
になりました。
以下、報道されている情報を基に、国家戦略特区ワーキング
グループ(以下、特区WG)の視点から構成した「フィクション」
(少なくとも、現時点では)を掲載します。
信じるか信じないかは、あなた次第です。
* * *
『獣医学部新設の制限は、株式会社による農地保有の禁止などと
並んで有名な岩盤規制だ。だから特区WGは、2013年の特区制度
設立時から、「国家戦略特区がこれらの岩盤に穴を開けなかったら
、国家戦略特区の存在意義を問われる」と考えていた。』
(特区WGについて、WG座長・八田氏)
安倍首相のビッグスポンサーであるが故に「籠池氏の二の舞」
とならないだけで、加計学園は「利用された」のだ。渦中の人と
なっている、安倍首相・萩生田氏といった政界の大物たちも
「利用された」のだ。誰に? そう、「規制緩和ありき」で獣医学部
新設を推進してきた、特区WGに、だ。
現在の疑惑の中心は、安倍首相・萩生田氏を始めとする官邸関係者
だが、獣医学部新設の実働部隊は、特区WG・内閣府。実働部隊が
共有する行動理念は「何がなんでも、獣医学部を新設し、岩盤規制
を打破する」というもの。
つまり、当初は「加計ありき」というより「規制緩和ありき」だっ
た。
悩みの種は「どうすれば、文科省と獣医師会をねじ伏せられるか」
ということ。彼らにとっては、岩盤規制にドリルで穴を開けること
さえできれば、特区の指定先はどこだって良かった。
獣医学部新設は、特区WGの「実績づくり」のために、致命的に
重要だ。「日本の検疫行政の未来」や「石破四条件との適合性」と
いった観点から、慎重に政策の妥当性を検討する暇などない。最速
で規制緩和をしなければならない。しかし、文科省と獣医師会の抵
抗は、想定以上に強力だ。「特区が実現しさえすれば、メリットの
エビデンスは腐るほど付いてくるはず…。そうなれば、文科省や獣
医師会はぐうの音も出なくなるのに…」。市場原理を妄信する特区
WGは、皮算用を始めていた。
16年3月時点で公募に応じたのは、加計学園と京都産業大学の
2校。「平成30年開学」というゴールから逆算して考えると、
京都産業大学では間に合わない。長年申請を続けてきた(程度が低
かったのか、15回却下されているが)加計学園の方が、準備も進ん
でいるはずだ。
8月に地方創生相が、石破氏から山本氏に代わった。これを「官邸
からのメッセージ」と捉えた特区WGは、ついに加計学園に白羽の
矢を立てる。「規制緩和ありき」が「加計ありき」に変わった瞬間
だった。「加計学園で、ほぼ確定」と内定を伝え、開学への準備を
急いでもらう。一般公開されていない裏情報を渡したり、申請書の
内容にアドバイスしたりして、認可のハードルを下げるといった工
作もした。
文科省・獣医師会の同意を未だ取り付けられていない中で、「見切
り発車」を一私大に求めることには、懸念もあった。交渉が上手く
いかなかった場合、莫大な損失を与えながらも、政府として責任を
取ることは不可能、という事態に陥りかねないのだ。しかし、特区
WG内部では、「加計学園なら、大丈夫だろう」という打算があっ
た。加計学園の、圧倒的な「政治的コネクション」に賭けたのだ。
パートナーの愛媛県知事・加戸氏は、言わずと知れた「アベ友」。
「愛媛県への大学誘致」(獣医学部新設ではない)を悲願とする彼
は、獣医学部新設に並々ならぬ情熱を注いでいる。しかも、文科省
のOB。加戸元知事だけではない。加計学園サイドは、政界に強い
影響を持つ人物を、多数擁している。安倍首相と加計理事長は、自
他ともに認める「腹心の友」の間柄。千葉科学大学客員教授を務め
る萩生田氏は、内閣官房副長官。加計学園で理事を務める木曽氏は
、元内閣官房参与で、文科省OBだ。
「加計学園で行きます。でも、文科省と獣医師会がうるさくて…」
。こう伝えれば、特区WGの感知しない部分で、憎き文科省・獣医
師会に「政治的な圧力」をかけてくれるのではないか。「獣医学部
新設のためなら、どんな手段でも使う」、そう胸に誓った特区WG
にとって、「加計ありき」路線の選択に迷いは無かった。この判断
を端緒として、単なる「規制緩和ありき」の段階では考えられなか
った速さで、事態は進展していくことになる。
果たして、先述の面々は、様々な形で「政治的な」折衝を行った。
16年9月~12月のことである。文科省の前川事務次官には、あ
の手この手で揺さぶりをかける。獣医師会には、山本大臣が直々に
馳せ参じる。この時点では「加計ありき」は隠さなければならない
のだが、山本大臣は「加計で行きます」と口を滑らせてしまった。
根が正直で、政治工作に向かないのだろう。何はともあれ、各員の
努力が奏功して、文科省・獣医師会の抵抗も徐々に収束してきた。
「加計ありき」路線に同調する権力者が、各所で「総理の意向」を
ちらつかせたのは、大きかった。内閣人事局と国民の支持率に由来
する「絶大な権力」を有する安倍晋三に盾突く者は、もはや日本の
政界にはいない。また、案件が「獣医学部新設」であるだけに、
「総理の意向」の中身についての「ミスリーディング」が期待でき
、実質的な圧力は二倍。というのも、「スピード感を持って規制緩
和する」という「総理の意向」を、それとなくボカして伝えるだけ
で、「加計学園で何としても獣医学部新設を実現する」とのメッセ
ージとして解釈してくれるのだから、扱いやすい。どうせ、オトモ
ダチの加計理事長から色々頼まれているのだろうから、罪悪感など
欠片も無い。規制緩和のために、有効に活用させてもらうまでだ。
交渉の過程で飛び出した、「獣医学部の空白地帯に限る」や「一校
・一地域に限る」といった後付けの条件は、最終的には
「全国展開」を見据える特区WGとしては不本意なものだが、
「加計ありき」で動いてくれている人々にそれを言っても仕方のな
いことだ。「1つの区域で規制改革が認められれば、他の区域でも
認められる」という「特区ルール」を発動させることができれば、
「事情が変わった」などと言い訳して、ちゃぶ台返しすれば良い。
加計学園で実現すれば、後はどうとでもなる。後付けの条件で京都
産業大学も手を下してくれたし、向かうところ敵なし。8月の文科
省設置審で不認可にでもしようものなら、「総理の意向」で文科省
解体しまっせ…(脅迫)。
規制緩和バンザイ! 自由競争バンザイ! 安倍首相バンザイ!
* * *
…以上、北口の妄想でした。安倍首相・萩生田官房副長官・前川前
次官・加計理事長・加戸前知事…などと、役者揃いの「加計問題」
ですが、どうも彼らは「何者かの手玉に取られている」感が、半端
ない。では、この問題に「黒幕」がいるといたら、誰か。「規制緩
和ありき」で突き進んできた特区WGなのではないか。「獣医学部
新設」という彼らの目標を実現するために、安倍首相も「加計あり
き」の人々も、利用されたのではないか。このような直感と、「疑
惑は確かに存在しているのでは」という素直な実感に従って、スト
ーリーを描いてみました。
あくまでフィクションですが、既存の報道と不整合な部分があれば
、ご指摘願いたいです。僕が知っている範囲の情報とは、整合性が
取れるように組み立てているつもりですが…。現時点では、きちん
と突っ込み始めたらキリがないくらいのミスはある気がします。
最後に、もう一度。
「「信じるか信じないかは、あなた次第です。」」
もうこの”特区”というもの自体がアメリカを
牛耳る連中の要望書により作られたものです。
その特区の中では今までの規制はありません。
つまりTPP・FTAの中なのです。
極端に言えば法律だって日本の法律よりアメリカ等の
法律の方が優先される可能性だってあるかも知れません。
TPPが暗礁に乗り上げている今、この特区も廃止する
べきです。
ここで言う特区とは後進国が新たな外国企業等の
出資を促進させるのがそもそもの目的であったはずです。
この機会にこの制度は廃止しましょう。
