
一概にフィリピンの洗濯事情と言っても生活レベルにより
かなり違います。
この国では日本以上に今では格差社会となっています。
人づてに聞いた話によるとかなり以前は今ほどではなく
殆どの者が貧しいながらもこの国流の快適さの中で暮らして
いたようです。
しかし、今では混沌と言う言葉が示す通り見かけはこ金もち
が増えて、見栄の張り合いのところもあります。
貧困層の家庭の夢は、現実的には家族の誰かがOFWで
海外で働き仕送りをして生活を楽にすることです。
実際に過去にはしっかりとした家庭はそれで成功した家もあり、
傍から見て我が家もと思うのは当然でしょう。
が、現実派そう甘くありません。
海外の仕事事情も以前ほど甘いものではなくなって来ている
ようで精々給料5~6万円の中から3~4万円仕送りするのが
やっとでしょう。15,000ペソ前後でしょうか。
家族によってはその金額では足りないくらいですが、毎月決
まって仕送りされてくるお金があれば気は大きくなり、フィリピンに
居る家族は真面目に働かなくなると聞きます。
それが貧困層の根底にある物のような気もします。
私の住んでいる所の貧困層の家庭が殆どそのようです。
以前にも書きましたが、ここは昔トンド地区に暮らしていた者
たちを移転させるために開発した地域だと聞きます。
今では第二・第三のトンド地域と言われて久しいそうです。
表の通りから一歩裏道に入ると、路地が入り組んでいて
何処へ抜けられるのかは、初めての方には当然わかりません。
路地はトライシクルがやっと通れる道は広い方です。
人がすれ違えるぐらいが殆どです。
暗くなると道のあちらこちらに男共が椅子に腰掛けて目つきの
悪い人たちばかりになります。
何年住んでも夜はあまり外に出られません。
そんな狭い路地でも生活道路ですが、その狭い路地に天気の
良い日には洗濯のタライが出現するのです。
歩くのに不自由なぐらいに大手を振って洗濯をしているのです。


人が通ったりバイクが通るときはよけなければなりません。
上の写真はまだ状態がいい方です。
酷い家になると路地一杯をタライが占領していてそこを通るには
タライを蹴飛ばして通るようです。
路地は当然水浸し、素足にスリッパが日常の状態ですから
歩く方も当然濡れてしまいます。
人の迷惑などまったく気にしないフィリピン気質でしょうか。

これはセブの洗濯事情から拝借したものですが、こういう所で
楽しくおしゃべりをしながらなら判ります。

こちらも拝借した写真ですが、敷地内なら誰も文句を言いません。
そう言えば、こちらは洗濯機があっても手洗いをするのです。
洗濯機で洗った後だかその逆だか必ず手洗いをするのです。
どうして?と聞いたところ「洗濯機だけでは汚れが落ちない」
というのです。
ほとんど洗濯をしたものを手絞りですから、水が滴り落ちます。
それをそのまま平気で路地をまたいで張った針金やロープに
干すのです。
そこを通るものは屈んで通り、時には水滴のお見舞いに会います。
やれやれです。
そんな狭い路地で今増築流行りですからたまりません。
コンクリートを捏ねるのに路地一杯に砂・砂利・セメントを
ぶちまけるので、人もバイクも通れません。
やった者の勝ち!
これが貧困層の住む所です。
人に気遣いをする事自体を知らないようです。
それがフィリピンの大部分の貧困層の常識なのです。
先日こんな事がありました。
姪っ子の長女がよく我が家で寝ています。
Wifiが使えるからでしょう。
私は勝手に私に『ホ』の字なんだと思っていますが・・・
その子が朝起きるとパンにハムや卵を挟んだ物を食べさせて
います。先日、一つ上げたのにもう一つと言うのでまた上げました。
お腹がすいていたのでしょう。
連れ合いと一番綺麗な姪っ子のためのパンも作って皿に乗せて
置いておきました。
気が付くと1個しかパンがありません。
娘に食べたの?と聞いたところが○○ちゃんが食べたと言います。
3個も食べちゃったのです。
食べるのはいいが、聞いてからにしてね!と言ったところ”プイッ”
です。17歳ですよ!人のこと考えないフィリピン気質そのものです。
そうそう洗濯でしたよね。
日本の以前の洗濯の様子の写真がありましたので拝借して
掲載します、

昭和の中期ごろのものでしょうか。
今のフィリピンと代わりがありません。


かなり以前の洗濯の七つ道具と言えば、タライ・洗濯板・
タワシ・石鹸。
今のフィリピンそのものです。

着物が主流だったころの洗濯必需品に洗い張りの板がありま
した。私の母も時々やっていたのを想い出します。
ところで洗濯機の移り変わりがわかる写真があります。

かなり古いものでしょう。手回し洗濯機、柄の回す部分が
無くなっています。

一層式洗濯機。絞り機が手回しです。

二層式洗濯機、

乾燥機付き洗濯機
途中はしょりましたが、今では洗濯物を干さなくてよくなっています。

我が家の最近入れ替えた洗濯機。
困窮邦人ですから・・・
ついでにアイロンも

火熨斗 ひのし
丸い穴の中に炭を入れて使うそうです。

焼鏝 やきごて
先の鉄の部分を火にくめて熱くして、細かい部分に
使ったそうです。

炭火アイロン
字の如し、中に炭を入れて使ったそうです。

電気アイロン
と言うことで現在のアイロンに繋がるそうです。
フィリピンの貧困層の洗濯を中心に見てきましたが、日本の
昭和30~40年代と同じようですね。
ところが大金持ちが当然いるのです。
何代に亘って食いつぶしても増える一方だと言う大金持ちがね。
そういう方たちは日常生活のことなど全て執事任せで、その他
大勢の使用人がやることですからまるで関知しないので知り
ません。どこかの国の代表者のように好き勝手に暮らしています。

今日の 後ろ姿

いつも 笑顔で いましょうね。
