
お正月ですから、私が厄介になっている国の一寸良いお話を
書こうと思います。
その前に、大晦日この国の自宅で静かに過ごすことが出来た方
はビレッジか高層住宅、或いは田舎の秘境にお住みの、多くの
貧困住民からかけ放れた生活をしていらっしゃる方々でしょう。
我が貧困住宅街では毎年恒例の多少余裕のある方が、近所の
恵まれない家庭の子にお菓子等を振舞うパーティーを行う日と
なっていますが、今年は大人も便乗してより一層大騒ぎの年越し
となりました。
我が家から半径20m以内の所で3軒の主催する年越しパーティ
となり、我が家と路地を挟んで向かいの家は、我が家の方に大型
スピーカーを向け大音響でカラオケやらなにやらで大人も含めて
30名あまりが朝方まで大騒ぎでした。年末恒例の行事とは言え
トホホの寝不足大晦日となりました。
もっとも最近はインターネットの具合等で就寝は朝方の4時前後
なのですが・・・

これは早い時間、と言っても午後10時頃の準備段階に子供らが
大音響で、我が家の汚い壁伝いでダンスをしているところです。



午後10時半ぐらいに準備が済み、本格的なパーティーとなり
寝るどころか起きていても耳栓をしないとならないぐらいな音で
カラオケが始まりました。
子供は10時半ぐらいに帰宅させ、酔っ払った大人どもが気勢を
あげるやらなにやらで・・・


これは7~8軒向こうの、姪っ子が仕切っているパーティーです。
これも午後10時を回っています。
この国の貧乏人どもの何よりの楽しみなのかも・・・
クリスマスより遥かに騒がしいのです。
と言うことで年末は終わり。
この国の一寸良いお話ですが、身内、否義兄のことで恐縮です。
義兄も沢山いるのですが全て私より10歳以上歳下です。
困窮邦人の私に借金し、とぼけているのが2名。
女世渡りで生きている者1名。
女房子供を捨て、金回りの良い女と結婚した者1名。
単身赴任で警備の仕事をし、女遊びに夢中な者1名。
コツコツと働く真面目者2名。
その真面目な2名のうち、NAIA空港で黄色いタクシーの運転手
をしている50歳前後の義兄が1日午前やって来ました。
その義兄から初めて聞いた話です。
この国のタクシーの運転手は碌な奴がいないと言うのが通り相場
ですが、この義兄は真面目で人が良いのです。
1日の早朝にNAIA空港からパンガシナンまで行ったそうです。
料金は普通なら6~7000ペソぐらいになるそうですが、乗せた客
がOFWで身体を壊し、どうしてもバスで帰ることが出来ずにタクシ
ーにしたそうです。持っている金は4000ペソだけ。
義兄はそれでお客の家まで行ってあげたそうです。
またある時は、急病で持ち合わせが無い病人を只で送ったことも
あるそうです。
そんな人の良い義兄ですが、女房にはツイていません。
4年ほど前、1度だけ会ったことがあります。
一寸クラ~って来るような可愛い女です。
この国のタクシーの運転手は割合にもてるそうですが、そうかも
しれないと、その女房を見てわかりました。
その女房が寝取られたのです。
寝取った相手が”トンボイ”
子供が二人いるのに気の毒としか言えません。
それでも養育費等はその女房に入れてるそうで、今義兄はタクシ
ー暮らしが1年半ほど続いています。
善行をおこなっているのですから、きっとそのうち良いことがある
でしょう。

今日の 後ろ姿

いつも 笑顔で いましょうね。
