ブログ、”今を知ろう”より
「いつ植民地をやめるんだ!」 ~山本太郎議員
               (2015年08月29日)

1.第3次アーミテージ・ナイレポート
   ※質疑の全文書き起こしはこちら

 アーミテージ・ナイレポートというのは、アメリカの超党派の
 民間シンクタンクであるCSIS(戦略国際問題研究所)所属の知日派
 の二人、元国務副長官リチャード・アーミテージとハーバード大学
 教授のジョセフ・ナイによって作成された報告書です。内容は日本
 に対する提言で、山本太郎議員は安倍政権の実施している政策が、
 まさにこのレポートに書かれた通りに、アメリカの要求をそのまま
 実行しているものだと批判したのです。

 第3次アーミテージ・ナイレポートが提言している内容は以下の通り。

イメージ 2

 画像元:2015.8.19安保特①「今回の安保法案は、第3次アーミテージ
 ・ナイ・レポートの完コピだ!」(参議院議員 山本太郎 ホームページ
 より)

 政策と上記の提言の番号を紐づけて見ると…

 ・原発再稼働(1)
 ・TPP交渉参加(2)
 ・特定秘密保護(8)
 ・防衛装備移転三原則(12)
 ・平和安全保障関連法案(2、5、6、7、9、11)

まさにこのレポートの通りに実行していることがわかります。
そして質疑の中で山本太郎議員は次のように述べています。
 
”アメリカ、アメリカ軍の要請、ニーズには、憲法を踏みにじって
でも、国民の生活を破壊してでも、真摯に全力で取り組むって、
これどういうことなんですか。これ、独立国家と呼べますか。
完全コントロールされているんじゃないかよ、誰の国なんだ、
この国はという話をしたいんですね。
(略)
諦めているんですか。いつ植民地をやめるんだ、今でしょうって。
対等な関係、健全な関係にするべきじゃないですか。
出されたリクエスト、全て形にしていくなんておかしな話ですよ。”

2015.8.19安保特①「今回の安保法案は、第3次アーミテージ・ナイ・
レポートの完コピだ!」(参議院議員 山本太郎 ホームページより)

本当にその通りですね。国民よりアメリカ様が大事。政府も官僚も
それを是として行動しています。国民が政治に失望している原因は、
まさにここにあると思います。表向きは民主主義の国。
でもその実態は民意は無視、アメリカの指示に従って政策運営をする。
まさに表と裏がある。この裏の実態を国民に知らせないためにマスメ
ディアはこのことを報じないんですよね。

この山本太郎議員の質疑について、東京新聞はWebには掲載していない
ようですが、紙面には載せていました。小さいけど。もっと大々的に
報じてほしいところですが、これが限界なのかな。

2015年3月30日の朝日新聞でも、安保法制がアーミテージ・ナイ・レポート
に沿ったものであることを書いていました。

◇朝日新聞記事「米提言書に沿う安保法制 事例一致、首相答弁にも色濃く」

<もっと知りたい!>
 ◇第3次アーミテージ・ナイ・レポート全文翻訳はこちら
 ◇安倍首相のCSISでの講演内容はこちら
   
2.砂川裁判判決
  ※質疑の全文書き起こしはこちら
 政府による集団的自衛権行使を容認する根拠として度々登場する
 砂川裁判最高裁判決。
 まず砂川事件とは、1957年に在日米軍基地拡張に反対するデモ隊が
 基地に立ち入ったとして起訴された事件です。裁判では在日米軍基地
 の存在が合憲か違憲かが争点となりました。
 一審は「米軍駐留は憲法違反」として無罪を言い渡しましたが、
 最高裁は「日本に駐留する外国軍隊は憲法9条第2項で禁じる「戦力」
 に該当しない」として一審を覆しました。山本太郎議員はこの最高裁
 の判決がそのものがアメリカのリクエスト、指示によるものだったと
 批判したのです。

イメージ 1

画像元:2015.8.19安保特②「政府が集団的自衛権行使容認のよりどころ
とする砂川判決こそ、米国からの指示だった!」(参議院議員 山本太郎
ホームページより)

 1959年3月、一審で米軍駐留の違憲判決が出た翌朝、アメリカのマッカ
 ーサー駐日大使は藤山愛一郎外務大臣に対して、跳躍上告(東京高裁を飛ばして最高裁に直接上告)するよう要請。その3日後に検察官によってその通りに跳躍上告されます。

 さらに7月には、田中耕太郎最高裁長官がアメリカ大使館のレンハート
 首席公使に対して、判決は恐らく12月に出るであろうこと、判決に至る
 スケジュール、最高裁の合議の進め方などを細かに報告しています。

 この時期は翌1960年1月の新日米安保条約の締結に向けて、日米が交渉の真っ最中。これに影響を与えないように、年内に一審の判決を棄却する。日本の最高裁はこのアメリカのシナリオ通りに判決を出します。田中長官の言葉通り、1959年、昭和34年12月16日、最高裁大法廷で裁判官15名の全員一致で、米軍の駐留は合憲という砂川判決が言い渡されます。これにより、米軍の駐留は違憲とされた東京地裁判決、いわゆる伊達判決は破棄されました。

 こんなアメリカの要求、指示によって跳躍上告され、要求どおりに作られ
 た全く信用できない代物である砂川判決を根拠にして、しかもその判決文には全く書かれていないのに集団的自衛権の行使が合憲だと言われても、説得力全くなし、と山本太郎議員は主張します。
 
さらに、山本太郎議員は畳みかけます。

    国内のこの国に生きる人々のニーズには耳を傾けずに、けど、
 アメリカ様やアメリカ軍の言うこと、そして多国籍企業の言うことは
 いろんな手を使っても推し進めるんだな。
    じゃ、今回のこの法案、アメリカ側のニーズって何なのって、
 リバランスでしょうって。リバランスって何なんだって、アメリカ
 の肩代わりだよって。

    2015.8.19安保特②「政府が集団的自衛権行使容認のよりどころとする
 砂川判決こそ、米国からの指示だった!」(参議院議員 山本太郎 ホームページより)

安保法案の目的。それは財政的に厳しくなったアメリカの軍事費を日本が
肩代わりすること。
Stars & Stripes(星条旗新聞)によると、アメリカの2016年度防衛予算
は日本の安保法制成立を前提に組まれていることがわかりました。
また2017会計年度末までに米陸軍4万人を削減予定とも報じられています。
 ◇Stars & Stripes記事
 (原文)
http://www.stripes.com/news/pacific/us-defense-budget-
  already-counting-on-japan-self-defense-plan-1.346012
 (訳)
https://www.facebook.com/arte.geijitsu/photos/a.
  839777472739708.1073741835.632083900175734/932881110096010/?
  type=1&theater

 ◇米陸軍、兵士4万人削減へ 予算カットで(朝日新聞)
また、Foreign Policy(フォーリン・ポリシー)というアメリカの
外交政策研究季刊誌は次のように書いています。

「日本の軍事的役割の拡大は、ペンタゴンとその業者にとってよい
ニュースでありうる」
「これは、ペンタゴンが長年望んでいたことであり、アメリカの防衛
関係業者にとっては非常に良いニュースでありうる」

「安倍は、2014年から2019年の間に、アメリカ製のF22、
F35、グローバル・ホーク・ドローンなど、新しい戦闘機、海軍の戦艦、
ドローンの購入のために24.7兆円(2400億ドル)を使うことを
約束した」

財政的に現在の軍事的覇権を維持することができないアメリカに対して、
日本は米軍の下請けとして自衛隊を差し出し、さらに日本の国家予算の
1/3にも相当する額の米国製兵器の購入を約束したのだから、それは
ペンタゴンも米軍需産業も喜ぶでしょう。

山本太郎議員は言います。

    ATM、いつやめるんですか。
    そして、午前の部で私が御紹介しました第三次アーミテージ・ナイ
 ・レポートに書いてあるとおり、今回の安保法制、戦争法制も原発再稼働
 もTPPも特定秘密保護法も防衛装備移転三原則もサイバーセキュリティ
 基本法もODA大綱も、全部アメリカのリクエストだということ、
 はっきりしているじゃないですか。『いつ植民地やめるんですか、
 今でしょうって。』

砂川事件判決と言えば、その判決に至る過程にアメリカの介入があった
という問題の他にも、今の日本社会に大きな影を落としている問題が
あります。それについてはまた別の機会に書きたいと思います。

それにしても、山本太郎議員の質疑は聞く人にもわかりやすく説明して
くれていて、しかも鋭く核心を突いていますよね。政治家にしても官僚
にしても、アメリカの言うことに従うことは昇進や地位の保全という点
でとても大事なことです。もしアメリカの意に反するような政策を取ろ
うとすると、様々な手段で排除されてしまいます。山本太郎議員は今は
それほど影響力はありませんが、今後多くの国民の支持を集め、政治を
動かす力を持ち始めた時、その身が危険にさらされるかもしれません。
とても心配です。。



    私がこのブログを取り上げたのは、何故山本太郎議員が国会で

    このような事を言えるのか?

    一寸思考能力のある方でしたら、これぐらいのことは誰でもが

    思うことです。

    もしかして山本太郎議員は国民の"ガス抜き”かも知れません!

    元芸能人であの話し方からして、台本をどこかで書いている人が

    いるのかもと思えるところもあります。

    世界を牛耳ろうとしているやつらは、大昔から双方(表裏)に

    手駒を打つと言うのが常套手段だと言います。


     私の考えが間違いであってほしいところです。