
マヨンに咲く花

いよいよ寝台特急ビコールエクスプレストレインはマニラTutubang駅を
後にします。ガッタンゴットン、ガッタンゴットン、ガタゴト、ガタゴト、・・・・
定時PM6:30発車した列車は心地よい音をたてて快調に走り出しました。
スピードは時速80km~100kmぐらいは出ているのではないかと思える
程、外の景色を置き去りにします。
マニラ市内は交通量の多い踏み切りが結構あると見えて、汽笛は殆ど鳴ら
しっぱなしです。程なく次の停車駅に停まりました。と、思います。
変な言い回しですが、あっという間の停車時間です。10秒15秒?
車内放送は何もありません。駅に停まっても停車時間が短いらしいとは
噂では聞いていましたが、本当にアッという間です。慣れていないと完全に
乗り降り出来ません。最もこの列車殆ど途中の駅で停車する事は無い筈
で終点のNAGAまで数駅のようです。あまりにも停車時間が短いので確認
すら出来ず、まだ調べる時間もありません。
ここで折角ビコールエクスプレスに乗ったのですからあちらこちらを探索
してみましょう。そうそう、前回も書きましたが日本の鉄道警察のような
保安員が通路で見張っていますので、そうやたらにチョロチョロも出来ない
ので、手近かな所だけでも。

これが寝台の2階のベットです。

残念ながら日本語で”寝台では禁煙”と表示してあります。
タバコを吸われる方は「知らなかった!」とは言えませんね。日本語ですから

2階に上がる階段は窓際に固定されてあります。日本で使用していた時は
外の景色を見るのに邪魔にならないように、両脇の棒状の物が中側に閉じる
ようになっていたようです。

階段を上から見下ろしたところ。
向かい合わせに2段ベットとなっており、1区画4人使用でこちらではファミリー
タイプとして乗車券を発売しています。

次は長時間の旅行にはかかせないトイレです。
フィリピンの乗り物は沢山ありますがここまで細かく日本人向けに日本語で
表示してある乗り物を見たことはありません。注意書きからお湯の温度調整
あらゆる表示が日本語です。トイレの消毒記録表示までが・・・(笑
トイレは、和式、様式と二通りありました。

こちらは、和式トイレです。

( 洋式 )

こちらが洋式トイレです。(食事中の方、ごめんなさい!)

手洗い用の水も完璧に出ます。
何故だか?小さな水汲み用のカップが置いてあります。
日本では用事が済むとペダルを踏むと勢いよく強い風と少量の水が出た
ように思うのですが、(不確かですが)こちらはプシュッ!という風の音だけ
です。ハハアそれで紙のカップが・・・?

こちらはトイレの向かいにある洗面台です。
お湯の温度調節がキチットされ、手を出すと感知式の水、お湯が出ます。
おまけにコンセントも100ボルト対応で携帯充電、カメラの電池充電を
試してみました。日本で使っていたそのままの機能が使えます。ビックリ!
和式洋式トイレの間には飲み水用の日立の給水器があり、紙コップまでが
備えてあります。一瞬、日本の国内旅行かと・・・。

仕事帰りの通勤電車でしょうか?何処かの駅でこの特急列車を先に行か
す為に待っています。かなりの乗客です。

何処かの駅を通過しています。

結構外は賑やかな様子です。
そろそろマニラ圏内の通勤電車のある区間を過ぎ、ビコールエクスプレス
だけが走る区間へと入っていったようです。
「ドカン!」
列車はユックリ走りやがて停まりました。
又、2~3分でユックリ走り出しました。
駅だったのかな?
どうやら、投石があった模様で点検のための停車だったようです。
保安員らが通路をあわただしく行き来します。
乗客サービス係りの人が「お客様、あまり窓の方に近付いて外を見ている
と、投石等で危険ですからなるべく外を見ない振りをしていて下さい。」
うーん?
外を見ている事が外の人間に判るのか?
だからと言って見ている人間に石を投げて当たるか?
という疑問を持ちましたが、いろいろな気持ちの人がいます。
ビコールエクスプレストレインに乗っている人間に対する僻(ひが)みか、
列車自体に、敵意を持っているのか判りませんが、この列車を応援する
為もあって乗っているのですから、おとなしく協力致しましょう。
やがて列車は大きく揺れだします。船酔いになる人にはキツイかも。
当然スピードも従前の半分以下に、それでも荷物棚に乗せたペットボトル
が転がり落ちます。所々で揺れは収まりますが、そう静かな時間は長くは
ありません。一服したくてトイレ、洗面所の辺りに行くのにも一苦労。
思わぬところで災害時の歩行訓練をする羽目になりました。
この列車自体喫煙可能かどうか正式にはわかりませんが、今のところ
大きな声では言えませんが、乗客サービス係りの人に聞いたところ、トイレ
或いは、連結近辺では吸っても大丈夫ですと、小さな声で言われました。
連結部分の幌の下部にはゴミ捨てようではないでしょうが、大きく穴が
空いていて、走る線路がそのまま見えました。
私はもちろん外出時には吸殻入れを携えております。
車外には海岸らしい景色も時々見えて来ました。
後、1時間半ぐらいで終点のNAGAに到着する予定の時間です。
外は暗いのでこの辺りで一休みおやすみなさい!

今日の 後ろ姿
(マヨンの山の中の急な上り坂で)

いつも 笑顔で いましょうね。
(ブーランの教会の入り口にて、地元の女の子)
