([前の記事]の続き)
■ファンの特殊性
私がライブイベントに行くようになったのは3期になってから。DRの活動開始前から知っていたものの、それまでは俗に言う「在宅」だった。
DRP(DANCEROID Party:=定期公演)が始まって、ロイダーと呼ばれるファンの輪の中に入れてもらってから、知り合いが増えていくようになった。もともとオフ会などには積極的に参加する方だったので、ロイダー仲間と会う、ということもイベントに行く理由の一つになっていった。毎月2回のイベントは一つが東京開催、もう一つが地方開催で、日本全国に知り合いを増やすことになった。
ネット文化のコミュニティは、ネットで名前を知りリアルで挨拶して顔見知りになるケースが多い。そのため外見の第一印象で人を判断せず、老若男女ジェンダーフリーの傾向がある。いい年齢のおじさんになってしまった私にとって受け入れてもらえたことはとても嬉しかった。
ロイダーは基本的にニコ動でDRを知ってイベントに来ており、DRが初めてのイベント参戦だという人も多かった。そういう人はアイドルが好きというよりDRそのものに興味があってイベントに来ていた。
もともと顔を隠して作品を投稿していたメンバーもいたので見た目で判断する要素は希薄だった。彼女たちは元来アイドルというよりエンターテイナーかパフォーマー的存在という認識だった。
もちろんアイドルが好き、とか可愛い女の子が好き、という理由でDRに興味を持った人も少なからずいた。その多くはメンバーが顔出しで作品投稿するようになってから知った人たちだった。
2008/7/15投稿 このころはエンターテイナーという認識
2009/7/17投稿 ここからファンになったという人は多い
ファンに女性が多いのも特徴だと思う。
ライブに行くと専用エリアができるほど女性が多かった。
自身も踊ってみたに興味があったり実際に投稿している人もいたためか、踊ってみたで有名なDRをリアルで見ようという思いもあったのだろう。そうしてライブに行ったら趣味を同じくする他のファンとも出会い、DRにもより惚れ込んでいった人たちもいるのではないか。
今でもDANCEROIDが大好きだった、という人は基本的に踊ってみたから入ってきた人がほとんどだ。(と思う)
ロイダーコミュニティはある程度グループができたらそこで固まってしまうのではなく、どんどん知らない人たちに声をかけてファンの輪が広がっていったのも特徴的だった(キャッチフレーズである「ハッピーのサイクル」を地でいっていた)。そうやって繋がった人たちは誰もがオタクでコミュ症だと言いながらも分別があった。たまにヤンチャしているのがいると周りがたしなめる。それを無視する者はまずいなかったし、無視し続けられる空気でもなかった。
ただのオタクの集まりではなく、リーダーがいるわけでもないのに自浄作用があり統率されていた。
そんなところが自分がDRだけでなくロイダーも好きになっていった理由だと思う。
結局最後はDRが好き、そのファンも好き、それを取り巻く踊ってみたの環境も好き、という意識になっていった。
だからDANCEROIDが好きだったという言葉の裏には、そのファン同士のつながりや踊ってみたの文化・活動をひっくるめた思いが混ざっているのだと思う。