乱れからくり | mit0616の本棚

mit0616の本棚

「本格ミステリ小説。食べ物。映画」なんかのことなどを
ゆる~く書けたらなと思います。

「旧家もの強化月間」第2作目です。
 
が・・・・いまいち旧家ものとは言えない内容だったので
カウントしません。
言うならば、「館」ものでしょうか・・・。
 
乱れからくり (角川文庫)/泡坂 妻夫
¥609
Amazon.co.jp
 
内容は・・・・(背表紙より引用)
由緒ある玩具商ひまわり工房。その製作部長を務める馬割朋浩は
海外旅行への途上、降ってきた隕石に当たるという奇禍で命を落とす。
新米探偵の勝敏夫は、馬割一族の邸宅「ねじ屋敷」を訪れるが
そこはお化け屋敷さながら、巧妙な仕掛けをほどこした殺人屋敷であった。
繰り返される殺人と推理。江戸時代まで遡る馬割一族の謎が今明らかにされる。
 
 
背表紙に書いてある内容からすると、いい感じの「旧家」ものを想像したのだが
メインはタイトルにあるように「からくり」がメインだった。
日本家屋の旧家は出てこず、少々がっかりしたが途中からは「旧家」ものとは
切り離して読むようにした。「ねじ屋敷」に存在する巧妙な「からくり」と
事件の背景にある「からくり」が巧く、ラストに収束する。
中盤は一族の過去が語られ、ちょっと間延びした印象を受けるが
終盤のひっくり返し方や「からくり」が事件に結び付くあたりはさすがです。
 
作者の泡坂氏は奇術師としての顔を持つ作家さん。だからなのか、
作中に出てくる「からくり玩具」「からくり人形」などの知識はスゴイです。
 
それにしても「旧家」ものとしてのチョイスは間違っていましたねww
でも面白かった。
 
次こそ「旧家もの」読みますw
 

#19