D坂の殺人事件 | mit0616の本棚

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「本格ミステリ小説。食べ物。映画」なんかのことなどを
ゆる~く書けたらなと思います。

「密室強化月間」
14作目です。
 
恥ずかしながら・・・告白します。
私・・・・
乱歩読むの初めてなんです。
言っちゃったよ~。遂に言ってしまった・・・w
(子供の頃になんか読んだ気がするけど・・・) 
今回読んだのはコレ。
「D坂の殺人事件」です。
  
D坂の殺人事件 (創元推理文庫)/江戸川 乱歩
¥546
Amazon.co.jp
 
内容は・・・
<私>は行きつけの喫茶店で冷やしコーヒーをすすりながら
筋向いの古本屋を眺めていると明智小五郎がやってくる。
二人は古本屋の様子がおかしいことに気づき古本屋に行き
奥の部屋を覗くと古本屋の奥さんが扼殺死体となっていた。
死体発見の30分前に部屋の障子がしまったところを
目撃しているので殺されたのはそれ以降の事。
しかし、店の入口から犯人が出入りしていないことは確実。
家の裏の路地の出口にはアイスクリーム屋がいて
裏の路地から犯人が出入りしていないこともわかった。
二階から屋根伝いに逃げることも人が見ていたので不可能だった。
犯人は何処から入って、奥さんを殺害して逃亡したのか・・・。
  
  
<私>という乱歩らしき人物が語り手になって物語は書かれていく。
この状況を「密室」と呼ぶにはちょっと厳しい条件がある。
それは日本家屋(大正時代の長屋)という舞台。
床下、天井裏、襖、障子と日本家屋は「抜け道」がたくさんある。
しかし、天下の明智小五郎がポーの「モルグ街」やガストン・ルルーの
「黄色い部屋の謎」と似ていると言ってるんじゃあ
「密室」と認定せざるを得ないでしょうww
 
想像以上に読みやすい文体だったことに驚き。
そして行間に大正時代の郷愁みたいなものを感じます。
ある伏線がありますが、これが犯行、犯人に上手く結びついた時
やられましたね。この雰囲気、これが「乱歩」なのですね。
 
私は、面白かったです。
ちなみにこれが「明智小五郎」初登場作。
少しづつ乱歩も読んでみようと思います。