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「本格ミステリ小説。食べ物。映画」なんかのことなどを
ゆる~く書けたらなと思います。

密室晩餐会 (ミステリー・リーグ)/著者不明
二階堂黎人=編

¥1,890
Amazon.co.jp

4編読了しました。


「楢山鍵店、最後の鍵」 天祢涼。

音に色が見えたり、自殺志願の声は蒼く、殺人願望の声は紅く見える

「共感覚」を持つ美少女「音宮美夜」が事件を解決する。
「共感覚」という今っぽい設定でライトに展開するのかと思わせながらも

しっかりオーソドックスにトリックを展開させるあたりは面白い。


「密室からの逃亡者」 小島正樹。

難解なトリックを巧く紡いで最後上手く落とします。

凄い!


「峡谷の檻」 安萬純一。

なにこれ?と言う具合の時代小説密室ミステリ。

設定が現代ではないので、トリックなど納得できない部分もあるけども

時代活劇的エンタメミステリw的な面白さはある。


「寒い朝だった-失踪した少女の謎」 麻生荘太郎。

初期の米澤穂信的な学園ミステリかと冒頭は思ったがまた違う切り口。

物理的なトリックよりも登場人物たちの心の描写に重きを置いたミステリ。



いずれも各作家さんの個性が現れた同じ作風がなく楽しめる。

アンソロジーではなくそれぞれの作家個人の長編を読みたくなりますね。

特に安萬純一氏の「本格時代ミステリ」なんてのはありかも?w