まあ今日ブログで株について書いてる人たちは、みんなきっとこの話題なんだろうな。
夜のニュースでも結構いろいろ言われてるけど、私個人的にはこの後の処理をどうするのか、ということが興味があります。
簡単に説明すると、「1株61万円での売り注文」を「61万株1円での売り注文」というように間違えたわけです。テレビなんかでは、信じられない、とか、ありえない、みたいなことを言ってました。でも我々の業界では、そんなに珍しいことではありません。注文を間違って流しちゃう、なんてことは、全国どこかの証券会社のどこかの支店では必ず起こってる単純な「ミス」です。
実際、私もそういった経験したことありますもん。
ただ今回のケースでは1つ違うことがあって、通常でいうと証券会社のシステムは、そういった間違った注文を取引所に送信してしまわないよう、ガードをかけています。エラーメッセージなどを出して、注意喚起したり、ってことです。
ただ機関投資家相手の取引の場合、注文が煩雑になったりするのでそういうガードを外したりすることがあるようです。今回のケースもそういう状況だったと思われます。
原因はそうなんですけど、今回のケースで最も「ありえない」のは、60万株という売りの株数です。なぜなら「ジェイコム」という今回新規上場した会社は1万4500株しか株を発行していないからです。つまり、この世に「存在しない」株が売れてしまった、ということが問題だと思います。
もちろん、そういうミスを犯したみずほ証券が悪いのですが、そういう「ありえない」注文を取引所に受け入れてしまった、東京証券取引所にも落ち度があった、と私は考えています。
だって、そうでしょ。実際に70万株もの売買が執行されてしまっています。つまりありもしない70万株の株を買った人たちがいるわけです。その人たちに受け渡し日である13日には株を渡さなければいけないわけです。
どうすりゃそんなことできるんだ???
この受け渡しがちゃんとできないと、実に空恐ろしいことになります。だってそうでしょ。
「株」という目に見えない権利を売買することは、「証券取引所」という公共機関を信頼しているからこそ成立つわけなんですから。
取引所が信頼できないんであれば、外国人投資家は何を信頼して日本の株を買えばいい???
私たちが例えば中国の株を買うときに、こんなことが起きてしまったら、もうここで取引しない方がいいや、って思うじゃないですか。それと同じです。
個人的な意見ですが、発行済株式数以上の売り注文についてノーガードで場に出してしまった東証も責任は重い、と思います。
なのでこの後の処理を、みずほ証券および東証がどのようにするか、ということに私個人としてはとても興味を持っているわけです。
この国の証券業に従事してるものとしては、うまく処理してくれることを祈るばかりです。
それにしても・・・
ゴールドマンはいくら儲かったんだろう?