さて、帰国後の二週間の自主隔離を経て、自宅に戻った後の話です。

たしかその頃は自分のいたコミュニティを失わないようにとほぼ毎日友達とZoom通話をしていました。

また、Nintendo Switchを買ってオンライン通信でみんなで遊んだりもしてました。

そして、三月下旬にはオンラインになった院のオープンハウスに参加したりしていました。

(院入試については後日別の記事にします。)

 

 

そして3月31日、授業が再開しました。

一応授業は原則録画されることになっているのですが、ライブで授業を聞いている方が質問ができるし集中できること、そして自分の居場所であるMITとその仲間達に触れていたいこともあり、なるべくライブ授業に参加することにしました。

しかし、その時差13時間。

日本時間で夜21時に起き、22時頃から授業を開始、遅い時には朝の5時に授業が終わり、その後友達と宿題をすること数時間、そして昼の13時に寝付ければいいな、といった生活をすることになりました。

 

 

正直、めちゃくちゃきつかったです。

何がきつかったかと言うと、まず寝れない。

起きれない。

私の朝ご飯がみんなの夜ご飯。親に朝っぱら(夜っぱら?)から重たいものを食べさせられた時には2時間トイレで唸ったりしてました。

 

コロナが流行り出す前は1日10時間以上勉強していた模範的生徒だったのですが、昼夜逆転生活はもう生きているだけでヘトヘトって感じでした。

 

 

さて、話題は変わり授業体制についてです。

授業はZoomで行われ、先生がタブレットなどに書いたりパワポを使って講義をしたりします。

先生方もそういった授業に慣れていないので、最初のうちはノートが見えづらかったり何を書いているのかわからなかったりしました。

他にも録画だけの授業があったりしましたが、1.5倍速にして聞いてました。

 

 

そして気になる成績評価ですが、ありがたいことにPE/NEという、簡単に言えば「合格(Pass)か、何も記録に残らないか(No Record)」な優しい成績評価になりました。

実際、家だと集中できない人が多いので、まあ妥当な判断だとは思います。

しかし、PE/NEになったことで、課題に手を抜く人も多く出てきました。

100人が集まるはずの講義に参加者が10人しか来ず、しかも質問しているのは私だけ、みたいな状況も度々ありました。

私はなんだかんだいって真面目なので(自分で言う)、結果的に全教科Aをもらえる程には頑張りましたが。

一方、課題自体にはそこまで変化はなく、中間・期末もオンライン、または持ち帰り(24時間制限など)で行われました。

MITは友達がいてこそ課題を乗り越えられるようなものなのに、ほぼ一人で課題に取り組むのはきつかったですね。

 

 

 

最後に、期末も終わり、本来ならその後一週間は「Senior Week」という、卒業する4年生が集まってパーティーを開いたり遊んだりする4年間で一番楽しいイベント週間があったはずなのですが、もちろんイベントは一切行われず、ただオンラインで開催される3時間きりの卒業式までの時間をひたすら各自潰す一週間となりました。

卒業式も、本来なら卒業ガウンを着て一人一人が名前を呼ばれるのを待ち、帽子を投げ、写真を撮ってもらう、そんな卒業式になるはずだったのですが、今回はオンラインで、名前さえ呼ばれず、ただアルファベット順に並んで流れてくるパワポの卒業者名から自分の名前を探し出す、そんな味気ない卒業式となりました。

ただ、MIT曰く、私たちの学年は後日対面でまた卒業式をやるらしいので、いつになるかわかりませんがその時に友達と会えるのを楽しみに待とうと思います。