さて、前回の夏休みのまとめに続いてJunior Fallのまとめをしたいと思います。
そもそも何の授業を取るかも載せていないので、授業の内容と感想を綴りたいと思います。
まず、今学期全体のまとめとして、数学に力を入れた学期でした。
特に、CI-M (Communication Intensive)という、コミュニケーション能力に力を入れる授業があったので、数学で議論などしたことのない私にとっては何もかもが新鮮でした。
また、キャップがあった1年の秋学期を除いて、一番科目数の少ない学期でもありました。
しかし、体感的にはいつも通りに厳しかったです。
結果的には初めてオールAをもらえたので、良かったと思っています。
では、授業紹介と感想に移ります。
18.101 Analysis and Manifolds 解析と多様体
純粋数学科が2、3年生に取るだろう授業です。
内容は、実数解析にもっと踏み込んだ感じです。
友達が一緒に取ろうと言ってきたので取ることにしました(このパターン多い気がする)。
先生がとても有名な方で、80代くらいで今に倒れるんじゃないかと心配でした。
この授業でやっと数学の議論の仕方が身についてきたと思います。
18.994 (CI-M) Geometry Seminar 幾何学セミナー
今学期一番時間をかけた授業で、セミナー形式の幾何学の授業です。
受講者は私を含め5人で、1人1時間の授業を5人で回していく感じでした。
なので、2週間に1回くらいはみんなの前で授業をしなくてはいけません。
黒板の使い方から授業の進め方、また授業中に飛んでくる質問への対応など、とても気配りが必要な授業でした。
また、講義に加え、10−12ページほどのsurvey paperを学期末までに書き上げなくてはなりませんでした。
Survey paperとは、自分で選んだ話題について、クラスメイトにもわかるように定義や定理を説明するペーパーです。
私が選んだトピックは物理にとても関連している分野の内容で、数学としても面白い分野でしたが、なんせ客観的にも本家の論文のレベルが高かったのに加え(参考に、Atiyah&Bottが出した論文です)、私自身の数学のレベルがとても低いので(18.101はこの授業を取るために並行して取った感じです)、内容を理解して書き起こすのにとても苦労しました。
ただ、数学のペーパーの書き方や言葉の使い方など学べたので、とてもいい経験だと思っています。
8.231 Physics of Solids 固体物理
物性物理に興味がある人が取る3、4年生用の授業です。
先生が課題に優しい方なので、そこまで難しくありませんでした。
成績も、私がトップだったと思っています。
ただ、最新の内容を組み込みたかったのか知りませんが、途中から理解しづらい内容に入っていって、苦労しました。
学期末には自分が決めた内容でペーパーを書けという課題があったので、私は理論よりのペーパーを書きました。
とても楽しかったです。
8.324 Relativistic quantum field theory II 場の量子論II (院)
18.994と並んで私が今学期苦しんだ科目です。
2年の春に受講した8.323 場の量子論I の続きで院生用の授業です。
ただ、先生が変わり、途中まではついていけたのですが、後半になって先生の分野「超対称性」の話になって、全くわからなくなりました。
宿題の問題も、参考文献さえ見つからないほどにマニアックなもので、とてもつらかったです。
ああいうのはやめてほしいですね。特に授業ノートを手書きで書くなら。
周りがみんな年上でインド人ばっかりで圧倒されました。
場の量子論IIIもあるみたいですが、絶対に取らないと誓いました。
6.0002 Introduction to Computational Thinking and Data Science CS入門
CS志望の1、2年生が最初に取るような入門の授業です。
今まで時間がなくて取るに取れなかったので、今回取ることにしました。
コードを書くのが好きなので、楽しかったです。
こんな感じで、とてもタフな一学期を過ごしました。
ただ、試験のないように授業を選んだので、誰よりも早く帰国できたのはとても良かったです。
来学期はあまり難しい授業を取らない予定なので(必修を取らなくてはいけないので)、もうちょっと授業数を多くしようかなと思っています。