3秒ルール

人と人との関わりをゆがめる手法で感じるのは、例えば人の笑顔を見ると自分も嬉しい、また人を助けてありがとうと言われることはよいことだ、そして隣の部屋で大きな音がして悲鳴が聞こえることには驚く。こうしたことは人の感覚の中でも共通のものとして、個性以前のこととして自明なことであるし、疑う人はいないだろう。ところが人の笑顔を見て喜ぶ人に、何喜んでいるのですか?と聞く人がいたら、おいおいちょっと待ってとなるであろうし、隣の部屋から聞こえてくる大きな音について、何驚いているのですか?と聞く人がいたら、またおいおいちょっと待ってとなるはずである。手法の持ち主はこういう歪んだ人とのやり取りを平気でする人であって、カスタマーハラスメントすなわちカスハラといって、供給側が需要側から受ける逆ギレのことを何も悪いことだと思っていないのである。広島県の最低賃金は1020円、これを手法の持ち主にいい給料もらってるねと言われた、嫌みったらしいのにムカつくという誹謗中傷である。僕のことを気にせず作業すればいいものをあの人感じ悪いでしょと価値観の押し付けを食らったりした。そもそも僕のことをあの人仕事していないということは噓は噓でもすごい噓だ。誹謗中傷、価値観の押し付け、噓、これらはカスハラのいくつかの要件の中に当てはまる。有料老人ホームで清掃作業をしている僕は、準備/作業/後片付けの繰り返しを、周りの人たちに支えられててのインフラとしての業務を自分としては入居者の環境美化との立ち位置が、ありがとうと言われることに恩恵を感じ、続けてきてよかったとおもうことの自由を蹂躙するものである。飲食業で3秒ルールでないけれども、厨房で落ちた食べ物拾って平気で売ってるて嫌がる人は勘違いだ、こんなことは日常平気で通る。