こんにちは。美聖(みしょう)です
父が亡くなった18年前のお話しです。
昨日のつづきです
昨日の記事はこちら→忘れられない父の遺影事件
ついに迎えた社葬の日。
この日の弔問客は200人
そして、ホンマに北は北海道から南は沖縄まで
関係各社の御大が勢ぞろいしていました。
そして、前夜のお通夜には仕事で来られなかった
私が勤めていた会社の同僚も数名が
お葬式に来てくださったのですが
その中の一人が教会に到着してから
「美聖さんの実家ってメッチャ大きいな~」と
教会の建物を見ながらビックリされていて
他の同僚から
「んな~わけないやろ」と突っ込まれてたと
後から聞いて爆笑してしまいました(笑)
ナンボお金持ちだったとしても
来客用の駐車場に
車を数十台も停められる家は無いわな
本当に父の勤めていた会社に
葬儀のことを全てお任せして良かったと
今でも思います。
・・・っていうか・・・お任せしてなかったら・・・
って考えるだけで恐ろしい
あんだけ人が来られて
家族で(実質は私一人で)
葬儀を執り行っていたら・・・
テンパるどころじゃなくて
気絶してたかも(笑)
おかげ様で粛々と滞りなく
葬儀まで終わることができました
そして、ここからが大変だった
まず、お墓を建てなきゃいけない
父は自分の実家を勘当されて
出てきてしまっているし
ご先祖様のお墓は実は関東にある。
関西に住んでいる私たちは今まで
ご先祖様のお墓参りに行ったのは
片手で足りるほどの回数しか行けていない。
ということで、新しくお墓を建てたんだけど
父は生前に自宅の近所の墓地に土地だけは
購入してくれていた。
だから後は墓石を建てなきゃいけなかった。
教会に紹介された墓石屋さんと打ち合わせること
十数回・・・全て私が・・・
よし
これでお墓のことはやっと済んだわ
と思っていた最終の打ち合わせの時に
墓石屋さんの言われた一言に
私はのけ反りそうになった。
「お墓の側面にお墓を建てた人の名前を
赤字で彫るんだけど
普通はこういう場合、
家のご長男の名前を彫りますが
ご長男のお名前を教えて下さい」
墓石屋さんは何も間違ったことは言っていない。
普通はそうよ
普通は・・・。
ウチの長男は弟です。
ヤツは結局、お通夜とお葬式に参列しただけで
後のモロモロは一切関わっていない。
私がフルタイムの仕事をこなしながら
仕事終わりに全て片付けていた。
だけど、お墓に刻まれる名前は弟。
納得いかね~~~
・・・いくら私が叫んだところで
どうにかなるもんではなく、結果
墓石には
お墓を建てることに1mmも関わらなかった
弟の名前が
しっかりと刻まれることになった。
無力感に包まれていた時
また仕事中に母からの電話があった
「今度は何」
切れながら電話に出ると
母は
「明日、お父さんの会社の人が
家に来られるって言うのよ~
お母さん一人じゃ何もできないから。
アンタが家に来れる時間と思って
夜に来てもらうことにしたから
来てね」
・・・ちょっと待て
何か間違ってるとは思わないかぇ
私っていったいなんやねん
だけど、実際問題
私がしなけりゃどうすることもできない我が家族
ブチブチ不満たまりまくりながら
翌日、仕事が終わってから
疲れた体を引きずりながら
実家に行った。
ほどなくして、父が勤めていた会社の人が来られた。
腹立ってて深く考えてなかったけど
ところで何しに来はったんやろ
この時、初めて疑問に思った(笑)
もちろんお葬式にも来ていただいた方だったから
【お線香あげに】っていうんでも無いしな~・・・
と思っているとその人は
なんだかゴッツイ、アタッシュケースから
巻紙を取り出した。
え・・・っっっ
巻紙
今時、巻紙・・・。
そして、次に言われた言葉にビックリした。
「お父様の退職金のことをお知らせに参りました。」
へ
すると巻紙をスルスルとほどいて
「こちらが額面になります」
と見せられた金額に気分は
←こんな顔になる気持ちになった。
5400万円
な・・・なんじゃこりゃ~~~
つづく
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