こんにちは。美聖(みしょう)です
大きな人生の転機もなく過ぎて行った19才までの私。
そこから
1年間の専門学校での勉強も難なくクリアして
無事、美容院に就職することができました。
あこがれの美容師
夢にまで見た美容院でのお仕事
とウキウキ&ワクワクで初日を迎えた私。
その希望に満ち満ちた思いはわずか一日で
もろくも崩れ落ちてしまいました(笑)
私が就職した美容院は超大型ショッピングモールの中にある
超大型店舗。
美容院なのに70坪あったんですよ奥さん
美容師の人数も25~6人いました。
私と同期の新入生は4人
いわゆるインターン生という、言わば見習い扱いでして
仕事といえば、床に落ちた髪の毛をひたすら一日
掃く・・・掃く・・・掃く・・・
なんせ一日のお客様の数が100人いましたから
仕事はそれだけ。
しかもペーペーなので昼食は先輩がみんな食べ終わった一番最後で
しかも、しかも。
それでも食べられたら良いほうで
休み時間無しなんて日も珍しくない。
一度も座ることなく立ちっぱなしで一日を終えたりするので
足もムクミといったらハンパなくて
むくんで痛くて夜も熟睡できず。
憧れていた美容師ライフとはかけ離れたガテンな環境でした。
今なら、ブラック企業どころではなく、新聞沙汰くらいの職務状況ですが
当時の美容師さんの世界では、当たり前だったんです
まぁ・・・学生時代に運動部で鍛えられていたので
体力と根性はありましたから
なんとか辞めずに頑張っていました。
(イヤ・・・頑張るにも程があるやろと今なら思うけど
ガマンすることが専売特許だった私は疑う事なく働き続けました 笑)
だけど
ある日、突然。転機が訪れました。
当時の雇われ店長さんだった人が会社ともめて
辞めちゃったんです。
スタッフにはすごく人望の厚い人だったので
ほとんどの先輩(10人くらい)店長に付いて一緒に辞めちゃったんです。
私の上にいてた人達がいっぺんにいなくなってしまい
まだ、駆け出しの私がいきなり副店長になっちゃいました
もちろんお給料も信じられないくらいア~~ップ
神様って、やっぱり頑張ってるところをちゃんと見ててくれてるんだ
と当時は思っていました。
今なら、
イヤイヤ・・・そんだけの人が辞めちゃうような会社に残るってどうよ。って思うけど
案の定、身体を壊し
手荒れも尋常ではなくドクターストップを受けて
美容師さん自体をあきらめなければいけなくなってしまいました。
子供の時からの夢だった美容師さん
一生の仕事にしようと思っていた美容師さん
たった5年であきらめなくてはいけないなんて・・・
ここであきらめてしまうのが、くやしくて
手荒れをすることが少ない、しっかりお休みをちゃんと取らせてくれる美容院を探して
最後の挑戦で再就職しました。
ここがとっても楽しかった
そして、店長さんがとても優しくて気が合う人で
毎晩のように、2人でご飯を食べに行くように
そりゃ~25才の乙女だもの。
恋するでしょ
仲良く日々は過ぎて、
「美聖ちゃんとだったら、僕も結婚してもいいかなって気になる。」って言うんですよ~~
結婚
期待するでしょ。普通。
「じゃあ、結婚しよ」と私が言った後に彼が言った言葉は
「ゴメンな、美聖ちゃん。僕な、ホモやねん。
男の人しか好きになられへん。
美聖ちゃんだったら、人として大好きだから一緒に暮らせるかもと思ったけど
それで、僕と一緒になったら美聖ちゃんの、これからの人生を
めちゃくちゃにしてしまうことになるから、結婚はやっぱりできないよ。」
・・・って、オイオイ
私が初めて結婚を意識した人はホモでした
でも、本当に相性が良く
とっても誠実な素晴らしい人なので20年経った今でも
仲良くさせていただいています。
そんなことがありながらでも、職場としては
ものすごく居心地の良いところだったのですが
突然、お店を閉めることになってしまい
またまた、職を失う私・・・
もう、美容師として働くのは本当に体がきついなと思い
ダメ元で面接を受けた大型美容院の受付嬢に一発採用されてしまい
今度はなんと
受付嬢として、美容院でお仕事をすることになりました。
お客様にとっては、お店に入って一番最初に目に入るスタッフが受付嬢なので
とにかく「見た目100%」がミッションで
今の私からはものすごくかけ離れていますが
ミニスカートにピンヒール
茶髪にカール巻き巻き
チークにグロスもたっぷり
イケイケ ドンドンな見た目(昭和な言い方や 笑)
男ってバカですよね~
見た目を変えたら
イヤ~~この時期、モテたことモテたこと(笑)
そんな時に
すんごい出会いがあったんです。
この時、私27才。
女盛りですよ
次回につづく・・・