この頃、ネットのプレミアムフード「たまのおねだり」ネット検索、三越のペットフード売り場によく出向いていた。サンプルで貰えるもの、初回限定サンプルセットなどなんでも買ってみた。何でもいいから食べて欲しかった。

後にササミのフリーズドライとササミミンチドライが、いつでも食べてくれる必須アイテムになっていく・・・

6月23日 高度医療センター通院日。天気も悪く肌寒い、紫音を10時から14時まで預ける・・・病院の近くには何もないので鶴ヶ島のアウトレットパークまで向かう。。。楽しそうな雰囲気がとても辛くて辛くて、、、なんだろう、色のない世界に来た気がする。駐車場にて車内で寝て体力温存することにした。うとうと、うとうと・・遠くで紫音が「ニャッ」て鳴いたように聞こえたら、病院から連絡が来た。

白血球数も戻り、化学療法投与が可能だという。これから投与するからあと1時間くらいしたら病院に戻ってくるようにと。よかった、、、また紫音の命がつながった。。。

しかし、、今までなんとなくおかしいねでも病変じゃない、、、と言われていた小腸が怪しいことが画像診断で確認された。2週間おきに血液検査に画像診断が追加されることに。

薬が効いてきた紫音は、また復活して、モリモリ食べるようになってきた。時々、夕方お父さんが様子見に帰ってくると、とことこ出てきてランチを要求するまでになり、1日3食しっかり食べるようになった。彩愛と花楓は、熟睡しているが、紫音はとことこ、とことこ玄関にお迎えに出てくる。彩愛と花楓が追いかけっこすると紫音もお尻をプリプリして仲間に加わり、負けて帰ってくる。

そんな当たり前な毎日が戻ってきた。どこが病気なの?っていうくらい可愛い表情をしていて、そして甘えん坊で赤ちゃんみたいな紫音。

7月14日通院、帰り際様子がおかしく、翌日ぐったりしてしまう。病院疲れかな?と思ったけどご飯食べないので急ぎホームドクターに補液に連れて行く。その診察台で、3か月も通って、スタッフみんなに可愛がられてきたのに、紫音が震え始めた。院長も「こんな紫音ちゃん見るの初めて」と。もう涙が出て止まらない、、、遠い通院と家族から引き離された診察が辛かったのかも。

「紫音、ごめんね、そんなに嫌だったの」謝りながら、院長に戻ってきたいと泣きついた。20日に今後について相談した際に「嫌な検査は断っていいと思います。ただ、日本で優秀な医者が集まっているところだからもう少し通ってみたら?」と言われ、必要な検査と投薬をするという意思表示をもって通院継続をした。

翌日、高度医療センターで事情を話して、血液検査のみ、次週の血液検査は、ホームドクターで行いましょうと。ただ、丁度薬が切れてくる頃なので週末は気を付けるようにと言われ、8月4日の予約をして帰ってきた。

7月26日台風が近づいてきていて、27日の隅田川花火大会の開催も危ぶまれるような天気、ホームドクターで血液検査。白血球が尋常じゃないくらいに下がっている・・・5月には頭にカイカイ作って、6月は左前脚の爪を噛み過ぎて、感染予防のために抗生剤も服用。

28日パタッと食べなくなり、補液通院が始まる。お父さんが夕方毎日、毎日ホームドクターへ。

左前脚に力が入らなくなって、徐々にびっこを引くように。しびれているのか、左前脚をさわると

「シャーー」とオコな紫音。「食べさせなければ!!」と必死になり、もしかしたらと食べてくれるかも?と作ってみたのが、ヤギミルクで溶いたヒルズa/d缶の高カロリー食。薬もフェロビタ、スタミノールを加えて、次の投薬までなんとか繋げようって必死。紫音も一生懸命、一生懸命、飲んでくれる。まだまだ大丈夫だよねって、、、喰らいつて来る紫音を支えて。

高度医療センターに連絡したら、前倒して8月2日に看てくれることになった・・・

金曜日の高速道路、渋滞、、、到着後、車を置いてお父さんは仕事に。診察に付いては入られないが、1つの検査が終わるたびに待合室に戻して貰って一緒にいることにして紫音を落ち着かせた。

血液検査の結果、白血球の戻りが遅くなってきている。でもこの紫音の体調はすぐれない、、、もう一つの薬は投与できるので入れて貰うことにして、お父さんのお迎えをじっと待った。待合室には私と紫音だけ、、、紫音は落ち着いたのか、ウトウト寝る。私も紫音のきゃりバックを抱えて寝る。。。外は猛暑で暑そうだったけど、お父さんが来るまで静かな時間を過ごしていた。