子供の頃から音楽は好きでした。
クラシック好きの父の影響は大きかった。
物心つく頃から、日曜日は「題名のない音楽会」を家族で必ず見て、父が家にいるときは、クラシック音楽のレコードがいつも流れていた。

当然、子供ながらに好きな曲が徐々に増え、自分で選んでレコードを聴くようになった。

ピアノも習わせてもらい、レコードで聴くのと同じように自分も弾けるようになりたい…とは思ったけれどそれほど努力できる方でもなく、ピアニストになるなんてことは、考えたこともなかった。
普通に他の子より少しはピアノが弾ける程度。

でも、子供の頃からピアノや音楽だけは、自分にとって唯一自信の持てることだったので、人生を生きる上で私の支えになってくれた。
今、ピアノを弾いている時が一番幸せだし、音楽を聴くことが何よりも好き。

早くに亡くなってしまった父だけど、私に人生を楽しく生きるために大切なことを教えてくれた。本当に感謝してるし、大好きな父でした。

 


書き始めはこんなこと書くつもりでは、なかったのですが…

そう…クラシックだけではなく、十代ではまった音楽というのが、洋楽。それもブリティッシュロックでした。
これも、父がカーペンターズや、ビートルズなどのレコードも持っていたという影響があります。

始めにファンになったのが、クイーン。このバンドの音はクラシックに通ずるような気もします。


一番好きだったバンドはTHE POLICE。ボーカルのSting…今も活動してるかな?そう言えば、何年か前に紅白歌合戦に出てビックリしたな。


デヴィッド・ボウイも本当にカッコよくて追っかけをしてた。
今年亡くなってしまったけど。美しい人だった。


彼らを追っかけしてた私の青春時代…名古屋駅の新幹線ホームで撮った写真が今でも残っています。

今は画像を探せばすぐ出てくる。便利な時代だわ。

ああ、彼らは今見てもカッコいい…

 

 

何が書きたかったかというと、私が好きになったバンドのアルバムの中で、一番好きなのは必ずデビュー盤やデビュー曲なのです。

いつもそうでした。2枚目、3枚目になると彼らの音楽はだんだん粗削りさがなくなり、音は綺麗になるが、魅力が薄れてくるような気がしたものです。

 

 

そこで、本題なのですが…

 

去年見たショパンコンクールのライブ配信や、過去の入賞者などの演奏が気になって仕方なく、今でも時々見ています。

ピアニストとしての登竜門であり、優勝すれば必ず世界的に認められ、それを期にデビューできるショパンコンクール。

 

皆若く、どの挑戦者もこのために何年も努力し、緊張のピークで臨むステージ。

見る側としては、これほど心躍り、楽しめるものはないのです。

素晴らしい演奏をすれば応援したくなる。

 

私が昔からデビューしたばかりのミュージシャンが好きなのと、ショパンコンクールを見るのが好きなのと、同じようなことかなと思ったのです。

フレッシュさ。瑞々しさ。粗削りさ。

そこに惹かれるのです。

 

 

そして、映像を見ることのできる、1985年のブーニンから去年のチョ・ソンジンまでの優勝者のコンチェルトだけを、聴き比べてみたんです。

誰が一番か、とかそういうことではなく、あくまで自分がどう感じるのか知りたかったのです。

 

 

そのことを書こうと思ったのですが、長くなってしまったのでまた次に書こうと思います。