それは日曜日のこと。
買い出しに出た先のスーパーの駐車場。
何か変なものが目をかすめた。
「⁈ 何?」
変なものがチラついた先を目で追う。
グルリと周囲を見渡すこと数分。
私の違和感は一台の車にロックオン。
車にゴミを貼り付けていると思った私。
車内に60前後のおばさん(私とおんなじじゃん)。
ゴミにスマホを向けたいが、それも憚れる。
怒鳴られたら怖い。
さりげなく前を通り過ぎる。
そして、びっくり!
ゴミではなかった。
貼り付いていたのは睫毛。
それも、タルセバを内服しているような、
クリンクリンの睫毛。
カールした睫毛がそれほどいいのか。
車にまで抗がん剤を飲ませているようで、
可笑しかった。
貼り付けた本人は
付け睫毛がかっこよかったのだろう。
いつからそんな物が存在していたのか、
遅ればせながらの発見をした一日だった。