軽井沢町のクマ対策万全,「4年連続人身被害ゼロ」 | 幸せ信州

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クマ対策,「4年連続で人身被害ゼロ」の軽井沢
  引用:日本経済新聞 2020/10/30 19:47日本経済新聞 電子版
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65670820Q0A031C2L21000/
 

 このところ全国各地で人がクマに襲われる被害が多発している。そんな中,県軽井沢町で実施されているクマの個体管理は,4年連続で人身被害ゼロと実績を納めている。

 軽井沢は国道18号線を挟んで北側が国指定の鳥獣保護区になっている。クマが住みやすい環境に別荘などが集まる。「(クマと人の)共生には人間の怖さを学ばせる学習放獣が重要だ」と,軽井沢町からクマ対策を委託されているNPO法人の担当者はいう。

 クマをワナで捕獲し麻酔をかけ山へ戻す前に犬や人の声を学ばせる。ゴム弾や花火も使い「人は怖い」と覚えさせ人里に近づくたび同じ体験を繰り返す。学習放獣の効果で9割は人里に近寄らなり,人身被害も4年連続でゼロである。

 軽井沢町でのクマ対策にかかる年間費は約3000万円。うち5割を軽井沢町からの委託事業が占め,残りは長野県の補助事業や企業からの寄付金,協賛会員の会費などでまかなっている。