幸せ信州

幸せ信州

◎幸せ社会をめざして社会デザイン
 ・公民一体の地域づくり
◎良い社会人であれ
 ・ウェルビーイング:心身ともに良い状態
 ・良い状態を持続的に維持
 

 

 祇園祭の前祭(さきまつり)に参加する山鉾(やまほこ)の木賊(とくさ)山を巡り、京都と阿智(あち)村の関係者が交流を続けている。両者を結んだのは、木賊山の由来となったとされる世阿弥作の謡曲「木賊」。

 

 信濃国園原(阿智村)で、生き別れになった我が子を待ち続ける老父。やがて僧侶となった我が子が旅の僧とともに木賊(トクサ)を苅る老父と再会する。トクサはシダの仲間の植物で昔、阿智村の特産品だったという。謡曲「木賊」は、京都・祇園祭の山鉾「木賊山」の題材ともなっている。

 

 

 

 

 阿智村出身の熊谷博人さん((クマガイ ヒロト・82)=東京都=が、木賊を翻案した絵本「木賊」のイラスト描いた。

 熊谷さんは、多摩美術大学油科卒業。ブックデザイナーとして、文芸書、画集、写真集などの装丁レイアウトを行う。著書は「江戸文様こよみ」(朝日新聞出版)、「和更紗江戸デザイン帳」(クレオ)など多数。絵本に「うれしたのし江戸文様」(福音館書店)など多数。国立国際子ども図書館のロゴマークもデザインした。