2012年12月末に新品購入した照明器具KR93SP-36Sが12年を超えました。

後列に吊るしているKR9SP-24Sは2014年1月からなので11年です。

まだこの灯具を使ってサンゴをメインで飼っている人って何人いるのかなぁ(笑)

埼玉の某中古屋さんでワタクシが使っている同モデルの同サイズ(横幅約90cm)が最近、激安で売られていましたよ(笑)　というか、価格は妥当かな!?

中古 eco-lamps LEDライト KR93SP - モンスターアクアリウム&レプタイルズ買取販売情報

何度か修理を繰り返し、他製品に乗り換えすることなく使い続けてきました。

購入初期から当ブログで”KR”　”KR93SP”というワードを何度も記してきたせいもあってか、時々この灯具に関わる設定値や運用について質問を受けることがありました。

同時にミスズの影響でKRを買った。

という人の存在も過去にちらほら耳にしてきましたから、2013～2014年頃はブログを通じ販売元への宣伝広報に加担したのでしょう(笑)

2014年3月にKR93SPを使った水槽(特集記事　LEDライトでサンゴが育つ水槽)として当方の水槽を4ページ掲載して頂きました。

素子を一度も変えていないパートが多いので全体の照度は購入時と比較し照度は少なめに見積もっても10％以上確実に落ちているはず。それでもサンゴは飼えています。

個人的には蛍光灯とメタハラを通過してきた世代なので、マリンアクアリウムに於けるLED黎明期の約20年前、ミドリイシをメタハラなしで飼うことは困難だと思っていましたから。

そんなわけで、すでに12年以上に亘りSPSをLED灯具で飼えていて成長もさせることが出来ているという経験は挑戦して良かったと感じる部分です。

マリンアクアリウム市場の余多ある灯具の中から”KR93SP”をチョイスしたことは間違いではなかったと思っています。

KRシリーズの後継モデルである現行型の”SPECTRA”はほぼ知らないです。

実機を見たのは名古屋の某店に行ったときと、横浜の某店でチラっと眺めた程度で、本体の操作もしたことが無いし評価のしようがないです。

それよりも日本海マリンピアで見たKyocera セラフィックは良さそうだなと気になってます。

そろそろ時期的に新型モデルへフルチェンジする構想がないのかなと思いつつ、新たな灯具へ切り替えたいなぁと時々思うことがあります。

本音としては灯具のメーカーにこだわりがないため、現実として程度の良い中古品との出会いか、縁がある方から提案があったとき一気に具現化することがあるのかもしれませんね。

話は変わって水槽本体は2025年1月で丸5年を迎えました。

5年前、新水槽を自宅へ搬入する際に階段がネックでまともに入らず縦にして壁紙を削り手すりを外して苦戦しながらどうに部屋まで搬入。

ガラス重量が身に染みた思い出(笑)

そして、忘れられない出来事がありました！

まさかのタイミングで妻が突如前触れなく心臓疾患を発症してしまい水槽＆サンゴの入れ換え作業が頓挫・・・

『死ぬの？』続きです。水槽用の照明スタンドの件で想定していたよりも全体の工程に遅れが生じています。この日はサンプ内の機材を組み動作させることにします。まずは濾過槽全体で…

ameblo.jp

前水槽サイズはＷ900×H450×D450

現水槽はW1060×H510×D560のオーダーサイズ。

上面以外の全てにフレームがある分、外寸幅は大きくなっています。

最大のウリであるフレームですが各辺にワームプロテクトを装備し、フレームのガラス各面の接合にシリコンが多めに使われていて構造としては堅牢になっています。

ワームプロテクト部分を水槽内側から見た感じ。

イラストによる解説イメージ図

目の字状の黒い枠が水槽の底部分に装着されています。

標準フレームはシルバー仕上げになっています、それだと昭和の水槽イメージ感が強めなのでブラック塗装を依頼しました。

肝心のガラス鑑賞面はスクレイパー等による擦り傷が随所で入ってしまっています。

前水槽よりキズが入りやすい印象で、これはガラスそのものが安価なのでしょう(笑)

高価な高輝度ガラスは水を入れたら透明感はそれほど大差がないという一方、擦り傷には強めという説があるそうなので買い替え時の検討材料にしても良いかも。

現在の水槽ではフタを常用しています。

前水槽では後列側だけフタをして前側は解放していました。

現水槽に変えてからメンテナンス時以外はフタをするようにしてからKR93SPが全く壊れなくなりました。灯具の構造によるものなのか、蒸発する水分が灯具の基盤などへ因果があると気がつきました。

でもフタをしない方がサンゴがキレイに見えますよね。

蓋はガラスで5ミリ厚の3枚構成。

5年間を経て何カ所かヒビと小さな欠けが入ってしまったので、じつはUVを透過することができる特殊なアクリル板に変えようか検討をしたことがありました。

仕事の取引先のひとつであるプラスチック商社で相談。

アクリルは軽量かつ透明度が高い特徴の反面、短期間で反りが入る傾向にあるそうなので費用対効果も考えるとガラス板一択かも。

アクリルの透明さは魅力的なんですけどね。

ところで、1か月前に入海させたフラグのトゲルリサンゴは安定してきたようです。

すでに土台のプラグは見えなくなり、こぼれそうな勢いで色もまあまあ。

いつかこの趣味を終えることを考える日が来るのでしょうけど、満足できる水景を作るまでは現役でいたいです。

なんせ10年後には自然界のサンゴはほぼ絶滅状態になっているかもしれないので水槽でSPS飼育を維持している(経済面ではない)価値は多いにあると思っています。

KR93SP★12年//現水槽☆5年