水村美苗さん 12年ぶりの新刊発売!
旧作の『本格小説』(2002年、22年前!)は
好きな小説の筆頭格であり、いくどとなく読み返している。
もともとブロンテ姉妹やオースティンなどの小説が好きだったこともあり
その世界観に似た日本の上流社会の物語は、大人のおとぎ話のよう。
それでいて、登場人物たちの恋愛絡みの人間関係はなまなましくもおもしろく、
「これこそが小説なんだ!」と思った、当時文学部の大学生の私。
軽井沢という舞台にもはまり、
この本をもって、軽井沢旅行にも行ったなあ...
今回の新刊も間違いなく、好きな部類。買うの一択である。
迷いは、紙書籍を買うか、電子書籍で買うか?
水村さんの小説作品は、厚い、重い。
今回の本は、上下巻とも344ページらしい。
本格小説は、上巻_472ページ、下巻_416ページ。
比較用に、手持ちの新潮社の352ページの本を... 少しは薄い??
う~ん... 収納場所の確保が悩ましい。