「店のお金、なくなったんやって」

「えっ、どういうこと」――。


戦中・満州の屋台で生まれた小さな喫茶店。

激動の時代、

「喫茶の一族」奥野一家が営む[六曜社]の、ファミリー・ヒストリー。
 

昭和から令和を駆け抜け

いまも河原町で営業する六曜社の

これまでとこれから。

 

仕事や店を「継ぐ」「つなぐ」

ヒントを探る1冊。

 

 

喫茶店でコーヒーを一杯の時間、

京都旅行の心残りを埋めるべく、選んだ一冊。

 

「六曜社」は未訪ながらも、気にはなっていた場所。

この本で写真で見た内装やカップは、好きな雰囲気。

次の京都旅行では、ぜひ行ってみたい。

 

 

かなわなかった夢、京都の大学に行きたかった。。

 

京都の大学生は、喫茶店でコーヒー片手に、

文化的な会話を楽しんでいるイメージが昔からあり、

私の京都旅行=喫茶店めぐりは、昔の夢の名残なのかも。

 

 

お客の回転率にこだわるのではなく、

「喫茶店は、あくまでもぼんやりと自分の時間を過ごすところであり、

本を読み、仲間と語り、見知らぬ人と出会う場所」という

二代目・修さんの静かな意思は、とても好ましく思えた。

(お店の経営面には課題であろうが)

 

 

この修さん、音楽もされているとのこと。

ちょっと聞いてみたら、本の印象で想像したようなお人柄のような、

自分に好きな傾向な気がする。

 

六曜社、ますます気になる... 行きたいなあ。