前回のつづき。


7/12 (12w5d)

13:23
救急車が来る前に
母と主人に電話。
結局、大量に出血したから
救急車が来ることと
病院の行き先わかったら
連絡することを伝えた。

私は自分の車の真横で、
前のめりに倒れ
地面に伏せるように手をついた状態のまま。
イオンの入り口は目の前。10mくらい。

「救急車来るまで中で待ちますか?
   ここじゃ暑いですよね」

と言われたけど、動く自信がない。
このままの体勢でいたい。
そもそも風も通ってたし暑くない。
みんなは暑いのか?
血の気がひいて私だけ暑くないのか?
はよくわからないけど…

救急車は5分くらいで
来るとのことだったので、
このままの状態で待つことに。


ところで、その間の息子。。
母ちゃんが倒れてる…なにが起きてるの?
と思ってるのか、
車に背中張り付いて目だけがキョロキョロ。
私がちょいちょい振り向いて笑って
「ごめんね、大丈夫だからね」
と言ったりして、
目をキョロキョロしながらも
モジモジ立っていたのだけど…

いざ、救急車来るってなると
連携のためにスタッフさんが増えて、
多分女性スタッフがプラス2名、
警備員さんもプラス1名かな?
ちゃんと見えなかったけど。

どんどん日常とかけ離れる雰囲気に
ついに我慢できなくなったのか、
今までに見たことのない不安な表情。
眉毛をハの字にして下唇垂れ下がり

ふぇ〜〜ん(;_;)(;_;)(;_;)


ふぇ〜〜ん!!(;_;)(;_;)(;_;)






うぇーーーーーーーん!!!!(;_;)




と堰を切ったように泣き出した!


そりゃそうだよね、
むしろココまで泣かずに
見守っててくれてありがとう。
本当に感謝だよ。
本当にごめんね。

後から来た女性スタッフさんが
息子と私の背中を同時に
撫で撫でしながら救急車の到着を待つ。


13:30過ぎ(?)
救急車が到着した模様。
駐車場までは入れないらしい。
すると後から来た女性スタッフが
救急車のところにいるスタッフに連絡。

「妊婦さんなんで!
動くと危ないので
ストレッチャーだけでも
こちらに来れませんかね?」

大声で話すもんだから
通行人もジロジロジロジロ笑

結局ストレッチャー持って
隊員さんが来てくれることに。


隊員さん到着。
隊員さんに担がれ
ストレッチャーに乗せられる。
息子は女性スタッフさんが
抱っこして連れて来てくれた。

搬入用のエレベーターで1階まで降りて
搬入口に停まってる救急車に乗せられる。

心拍、血圧、体温を測り
下まぶたの裏で貧血チェック。

どれも問題なし。
ドバドバ出血のあと
フラフラも治ってたけど
貧血も問題なかったようで良かった。

隊員さんが私のかかりつけに電話。
外で電話してたから内容はわからないけど
かかりつけまで運んでくれることに!

本当に良かった。
主人と母にかかりつけの
産院に来てもらうように連絡。

息子はそれまで
イオンのスタッフに抱っこされて
救急車の中で座って待っててくれて
出発するとき隊員さんが抱っこ交代。
イオンのスタッフさんは降りた。
今回、イオンのスタッフの方々
皆さんとーっても手際良く
親切に対応してくださって
本当に感謝の気持ちでいっぱいです。


13:45 
救急車イオン出発。

すでに最初の出血してから1時間25分経過。
その間ドバドバもあったり…止まったり
大丈夫なのだろうか。
これがもし破水でダメになっちゃったとき
激しい陣痛を体験して
命ない子を出さなければいけないのか…
そんなことを一瞬頭によぎって怖かった。

いやいや、今考えても仕方ない。
とにかく診察受けるまでは
何も考えないようにしよう。


息子は救急車乗ってから全く泣かず
落ち着いていて、窓の外を見て、
大好きなバスを見つけたのか
「バー!バー!(バスのこと)」
と言っていた。

その後すぐに静かになったから
チラッと隊員さんの方見たら
最初は前向きに座ってたのに
いつの間に隊員さんと向き合って
お互いギュッてくっつきながら

爆睡!!!

なんなら隊員さんも息子を
優しく包んでウトウトしてないか?!笑

おいおいおいおい笑
息子、大物カヨ!


なんだかほっこりしました。

この状況で私がパニックにならず
しっかりしなきゃって
冷静にやってこれたのは
何より息子の存在が大きい。

息子は緊急事態に、
私が今まで見たことのない
不安げな表情を見せたにも関わらず
なるべく泣かないようにしていてくれて
(↑親心かそのように見えちゃうのよね)
普段からだけど
全く人見知りすることなく
その場その場で対応してくれる方々に
しっかり甘えて
気持ちも安定させてくれて
「あぁ、私はこの子の前で
   弱い姿を見せられない。
   この子を守らなくてはならない」
と強く思った。
(もちろんお腹の子も
守らなくてはならない)


救急車は
終始サイレンを鳴らして進んでいる。
信号で止まることがないから
この感じだと
「30分くらいで着くかも」
と旦那にLINE。


14:05
サイレンが止まる。
ん?え?まだ20分しか経ってないけど…

「着きましたからね〜!」

救急車ってすごいな。
あの距離で20分は早すぎる!!

こうして無事に
かかりつけの産院に到着した。




つづく