学術会議の問題。
久々に興味深い問題だったので私見をつらつらと。
政権側に悪意を込めてみると、安倍政権以来多くはリベラルや左派が占めているインテリ層への反感をそのまま利用して左派の学者をやっつけようとしているように見える。
一方で、善意で考えるとこうなる。
日本学術会議は軍事研究に反対し続け、それにつながる研究にも圧力をかけてきた。それを主導したのは人文系の学者たち。
私は学生時代法科に在籍していたけど、そこの教授陣はほとんどが共産党シンパや左翼思想の持主。その中には今回パージされた一人の小沢隆一先生もいた。青年法律家協会のトップを務めたこともある方や。
私自身は昔も今も外交・安保に関してはネトウヨに近い考え方なので、小沢先生の憲法観や歴史観には正直「ああん!?」と思うことも少なくなかった。
日本の歴史をマルクス史観にあてはめなくてもいいやん!とかね。
一方とても気さくな方で、実際に話してみると気さくだし、決してゴリゴリのイデオロギーに凝り固まった人でもなく、あと東京出身なのにドラゴンズファンってことで私は勝手に親近感を持った。
以来、私は思想やイデオロギーだけで人を判断しないように気を付けている。
一方で、小沢先生を含む左派系の学者が中心だと、今後も軍事研究やそれに近い研究は圧迫されると政権側は思ったんでしょう。見方によっては学問の自由を侵しているとも言える。
そして、優秀な学者が中国に破格の待遇で招かれそうした研究をしているなんて話もある。
はっきり言って政権としては学術会議は疎ましいし、国益を損ねかねぬ存在にも思えるでしょう。
よって、今回のパージが起きた。政権側の考えも理解できます。
そしてもしこうした理由を明らかにしたらどーなる???
リテラシーの低い連中が騒ぎだし、小沢先生らの身分どころか身の安全も損ねちゃうでしょ?
パージした理由なんか政権側が言えるはずもない。
公金で研究してるんだから、政府の方針に逆らうな!などと言う学問の自由以前の考え方の持ち主も、一応は人間です。自己主張する権利がある。そんな連中を暴走させるようなことは政権側もさすがにできないでしょ?
政府の方針にいつも従わなきゃいけないなら、政権交代の度に考えを変える御用学者以下以外存在できなくなるもんね。それこそみんな大嫌い、中国共産党下の御用学者みたいになる。
ちなみに私は独裁国家には大学なんてものは存在しないと思っています。大学だったら自治と学問の自由がなきゃね。中国などで大学とか言っている機関は、学校とか研究所と言えるかもしれないが、大学じゃないと思うわけだ。
そんなわけで、学術会議を左派に牛耳らせて国益を損ねない(あくまで政権側が考える国益)ようにしつつ学問の自由を守ろうとしたら、こういうやり方しかないのかなぁと思ったりします。
まとまりのない駄文失礼。
