契約社員として勤務したあと正社員に昇格という約束を反故にされるというトラブルにあいました。

 

 

私が有名なベンチャー企業に入社したときの出来事でした。

 

最終面接の面接官が管理本部担当の取締役と、入社後の上司となる予定の部長だったのですが「この求人案件は正社員としての募集だが、当初3ヶ月間だけ契約社員として入社してもらい、その後正社員に昇格するという形ならば、この場で採用内定を決定したい」と言われ、少し迷ったのですが私はその場で了承し、採用内定をいただきました。

 

そして、それから3日後に自宅に採用内定通知書と雇用契約書が送付されてきたのですが、その書面は3ヶ月間の雇用契約書のみであり、3ヶ月後に正社員に昇格するという文言はいっさい書かれていなかったのです。

 

そのため私は会社に電話をして「正社員に昇格する旨の文言が書かれていないのですが理由を教えてください」と尋ねました。すると人事部の部長が電話にでてきて「手続き上はまず、3ヶ月間の契約社員としての雇用契約となります。正社員への昇格については、入社してから3ヶ月後に手続きを行うことになります」と言われたのです。

 

私は不審に思いましたが、すでに転職活動をいっさいストップしていましたので、人事部長の言葉を信じて、契約社員として入社したのでした。私は管理部門に配属され、問題なく業務をこなしていたつもりだったのですが、入社してから2ヶ月と2週間が経過した頃、上司の部長と人事部長から会議室に呼び出されました。

 

私は「正社員への昇格手続きの話だろう」と思い会議室に出向くと、人事部長から「雇用契約書に記載のとおり、今月末日で雇用契約期間を終了させてもらいます」と口頭で伝えられたのでした。

 

私は何を言われたのか一瞬理解できませんでした。

 

私の上司の顔を見ると、暗い顔をして下を向いています。

 

私は「入社時に3ヶ月間の契約社員のあと正社員に昇格すると言われて私は入社したんですよ。話が違うじゃないですか」と言いました。しかし、人事部長は「あなたの人事評価は低いこともあり、あなたを正社員に昇格させることはできないと決定したのです」と言われてしまい唖然としてしまいました。

 

 

私は腹が立ってしまい、会議室を飛び出して、そのまま喫茶店へ行ってしまいました。

 

コーヒーを飲んで冷静になろうとしたのです。

 

しかし、私の結論としては、このまま強引に会社を押し切って正社員になれたとしても社内イジメにあい、会社に居づらい立場に立たされるだろうと考え、潔く会社を去ることにしました。

 

2時間喫茶店にいて、その後会社の自分のデスクに戻ると、また上司と人事部長から呼ばれました。そして「今回の手続きには会社側にも不備があったため、法律上の雇止めに準じた措置を取らせていただきます。つまり、本日から1ヶ月分の給料相当額は支給させていただきます」と言われたのです。

 

私は「了解しました。契約に基づいて退職させてもらいます」と言い、月末で退職し、翌月の2週間分の給料を受け取ることができたのでした。

 

 

入社時に、雇用契約書に「正社員への昇格を確約する」という文言を入れてもらわなかったことが、私の反省点でした。

 

世の中は法律と契約書に基づいて動いているため、何の証拠も書面にして残さなかった私のミスだったのです。

 

 

今後生きていくうえで、これは大きな教訓となりました。