顧客がつけを払わず、高額を踏み倒されたしまいました……

 

洋品店で働いていたのですが、洋服の中でもかなり高級なものを扱う店舗で、高いものであれば毛皮など数百万を軽く超える商品もたくさんありました。

 

そんな中でお店の1番の顧客様がいらっしゃいました。

 

彼女は有名な政治家のご婦人で、信用があったため昔から付けてお洋服を購入されていました。年に何回か求めてお支払いをされ今までは支払いがなかった事はなかったといいます。

 

ところが、ある日その顧客様と連絡が取れなくなってしまいました。

 

仕方なくご主人様に直接連絡を取ったところ、実はその顧客様はご主人に内緒でお買い物をしていたらしく電話越しでかなり激怒されていました。ご主人の言うことには、妻が勝手に付けて購入した代金であり自分を認めていないので支払いをしない、といった内容のものでした。

 

店側がどうしても正式な手続きを踏んでおらずあくまで使用だけで月の支払いを認めていたので、強行手段に出ることもできません。また相手が政治家の方であると言うことも圧力になりました。

 

その金額は総額で800万円!!

 

仕方なく上司に相談をしたところ、「確かにあの子客様は今までつけて支払いをされてきて問題はなかったが、あくまでつけての支払いを認めたのはお客様と接客をしていたあなたなので、今回の負担はあなたにかぶってもらいます」と言われてしまいました。こちらとしては、払える金額では無いので上司と相談することになりました。

 

負担は従業員給与から……結構上司と相談して、私個人で一括で支払える金額ではないので、今後の給与から少しずつマイナスしていくといった結論になってしまいました。

 

今思えばこの時に法律的にこういった事態はどういう扱いになるのかということをきちんと勉強しておけばよかったのですが、当時は金額の大きさと顧客様の圧力と両方が重なり、上司の言う通りに何も考えずに動いてしまっていたと思います。

 

その顧客様からはしばらくして支払いがありましたが、それまでに給与から引かれた分のお金は私には返ってきませんでした。

 

最終的に全額負担は免れましたが、こちらとしてもかなりの痛手となったし、こんなことになるのであればいっそ解雇してもらったほうがよかったのではと思います。

 

雇用契約はきちんと確認しておくべきだと思いました。

 

当時はあまりの事態に誰にも相談することができなかったのですが、後で知り合いなどに話をしたら「それ違法なんじゃない?」と言われることが大変多く、今思えばあの時にもう少し追求をしておけばよかったと思っています。

 

ただ今から企業を相手に戦うのは気力が入りますし、こういったことをする雇い主ですので一筋縄ではいかないのだろうと思います。

 

今後は雇用契約や法律等の勉強をしっかりとして事前に知識をつけて、何かあったときにすぐに反論できるようにしておきたいと思います。