母は今から24年前に鬱病になり、それから11年間は精神科に通院して、時々は入院したりでしたが、鬱病になってから2年程経った頃に一時的に回復して、1年ほどは元気に過ごしている日々がありました。
なぜ回復したのか?理由は良くわかりません。
とにかく、不眠症の症状が治ったと言って母は元気になりました。
私の娘が風邪をひいたり水ぼうそうになったりした時には、仕事の休みが取れない私の代わりに子守りをしてくれました。
母は外に出かける元気もあり、友人らと会ったりして、鬱病になる以前の母に戻ったようでした。
そんな元気な母の姿を見るのも久しぶりだったので、家族はとても喜びました。
でも、それも束の間で、また次第に頭痛や不眠症の症状がでて、母は鬱状態に戻ってしまいました。
母は家事も出来なくなり、薬の副作用で太ってしまい、歩くと息苦しくなると言って、ほとんど外には出なくなりました。
人と会うことも嫌だと、テレビを見ても意味が解らないし、何もかもやる気が無いと言って床に伏して毎日を過ごすようになりました。
日によって調子が良い時が続くと、外に散歩に出かけたりする事もありましたが、調子の悪い日が続くと、何週間もお風呂に入ることすらしなくなります。
平成16年の秋に母は睡眠薬などを飲みすぎたせいか、体が痺れた感じで歩けなくなり、精神科専門の病院に入院する事になりました。
入院してから数日経った頃には歩けるようになりましたが、相変わらず不眠症と頭痛の症状があり、それに加えて胃痛や膀胱炎もあり、母は毎日不穏な気持ちを病棟の医師や看護師に訴え続けていました。
それから1ヶ月経った頃から母の言動に異変が起こりました。
それが母の認知症の始まりでした。
その入院以来、母が家に戻る事は無く、現在に至ります。